実は「小説書かなきゃならないのに、ボーイズグループ新人発掘オーディションにはまっちゃってヤバイぞ」という書き物友達のホタルさんが言っててじゃね。
どうやら、それを追っていく所存のようじゃったよ。えらいもんにハマったものじゃな。
そうなんだ、でも好きなものが「好きだ!」って自分の中に生じたんだったら、素直に追いかけたらいいよ。好きなものってかけがえのないものだもの。
などとやね、どことなくこうヒトゴト的で無責任極まりないアドヴァイスをしたのが、だいたい3週間くらい前だったのじゃ。
ただしじゃ、ちくわもBABYMETALにドはまりして、日本全国のコンサートに暇と資金の続く範囲でついてまわることになっちゃったので、ヒトゴト的で無責任極まりないとまでは言わなくていいような気がしたり、しなかったりするんだけどね。
没頭できるくらい好きなものができるのは素敵なことではあると、まじに思うす。(傍から見てたらアレかもしれない。それは分かってる。だってちくわがそうだったもの。冷たい目で見てた。可哀想な目でじゃな。でも、いいの! そんなのカンケーねえ、そんなのカンケーねえ♪ なんだからな)
したら今朝の情報番組で(たぶん)同じプロジェクトのガールズバンド版が放送されてた。ああ、これだこれ、たぶんこれだあってピンと来たす。ホタルさんが言ってたやつじゃん。
「虹プロジェクト」という名前でじゃな、韓国の芸能大手とソニーミュージックかなんかがタッグを組んで、オーディションの模様をそのまま放送しながら、最終的にひとつのグループが出来上がるまでをドキュメントするという、人の血が通ってんのかこの冷血野郎!っていいたくなるような企画なんじゃな。
今現在26人の候補が残っててじゃな、こっから少しずつ削っていくというわけじゃ。
なんと残酷なんじゃろうね。
とはいうもののやね、たとえば野球とかサッカーみたいなスポーツではトーナメントって普通にあるし、小説の公募も似たようなもんじゃあるのでじゃな、形としてはそう残酷ってわけじゃない。負けて去る者たちの心中は、痛かろうなとか悔しかろうなって思うけれど、そこも含めて一緒ではあるかな。
ただ、こうしてこの選考の過程までを一種のショーとして詳らかに見せる。 というのは無かっただろうし、かなり野望的で阿漕じゃな。誰が考えたよ。
彼ら彼女らの挫折や悲しみさえも「食いもの」にするんだもん。
蠱毒3分クッキングみたいな気がすんぞ。
ところでじゃな、日本の芸能界って、もしかするとかなり歪な感じになってないかい? ってじゃね、良く知りもしないのにちくわは思っているのでした。日本の音楽関係の規模というのはアメリカに次いで世界二位なのじゃな。
音楽に関してお金出して聴く層が普通にいっぱいいる。
なので、この日本って土俵で十分に食べていける。外に打って出る必要はない。
なのでチャレンジしなくてもいいわけじゃ。
ガラパゴスの平和な世界なんじゃよ。
しかもやね、芸の未熟ささえ愛でるといういささか変態チックな国民性もあるんじゃなかろうか。
詫び寂びにも通じるのかもじゃけどさ、国宝の井戸茶碗とかの作為性の無い歪みや左右非対称性を「美」と感じる心みたいなとこ。(あんなのただヘタクソなだけじゃん、ってじゃな、よその国の誰に見せても言うと思うぞ)
未熟なものにこそもののあわれを感じる。
そんなとこ無いすか?
だって、どこの誰とは言わんけど、学芸会レベルのことやって、しかもそれで食べられてる世界がここにはあるざんしょ?
いいわあ、ガラパゴス。ラブ&ピース、すばらしいじょ。
小説もそんな平和で争いのない世界ならいいのにな。(ただし、これもまた国内だけで食べていけるんだけどね( ´艸`))
ともかくじゃ、引くほど「世界を見据えてる」あるいは「見据えざるを得ない」韓国系のプロデュースがじゃな、こうやって物語性のある残酷なシューを始めたというのは、そんなに悪いことじゃないのかもしれない。
非英語の映画がアカデミー獲るようになってんだから、いろんな変化がきっとこの先も起こるに違いないしね。
小説や漫画もコンテンツとして売れるようになれば、まだまだ生き残れるはずじゃ。
そうそう、忘れてた(笑)
そのBABYMETALのヨーロッパツアーのファンカム、ドイツはハンブルグの様子。
大盛り上がりじゃんね。
人がまるでゴミのようだ。ってムスカ大佐みたいに言いたい。
観客席がこんだけ綺麗に見える画像ってあんまりなかったなあ。
蜂の子の群れ観てるようでじゃな、しかしちょっとだけ気持ち悪い( ´艸`)