横溝正史ミステリー大賞という文学賞がありましてじゃな。 これ昭和55年から続いてる歴史ある賞でございまして、しかも大賞受賞者が出ない年もあるという、めっさ格調高い賞なのでございます。
そんでやね、別に日本ホラー小説大賞というホラー系のコンテストもあって、こっちは創設も新しくて平成6年から始まっています。
こちらも大賞が出ない年もままある、かなり厳しい賞でして、受賞者の名前見ると(受賞者以外もじゃけど)すごいメンツが揃っています。
ちくわはこつこつ小説書いてはホラー大賞に送っていました。(ミステリーは書けないからね)
しかし、いまや出版不況じゃものね。歴史の重みとか言うてられないのか、店仕舞いする文学賞も多くなってきました。
日本ファンタジー小説大賞が終わった時、ほんとうにびっくりしましたよ。
なんせちくわはその年はじゃな、それ用に書いていたとこだったんじゃもの。まじかーい! って思ったのこと。
数多の人気小説家を世に送り出してきた偉大なるコンテストでした。(現在は形を変えて、また復活したみたい。よかったね)
それがあんた、急に「今年が最後でした」ってばっくれちゃったんだよお、信じられないす。
どんな賞もいきなり終わることがある、これからもじゃな。そういう現実を目の当たりにしましたよ。
そんでやね、この二つの賞、ご多分に漏れず、縮小されてじゃな、まとめられてしまいました。
それが「横溝正史ミステリー&ホラー大賞」なんじゃよ。
ミステリーとホラーっていうのは、切っても切り離せない部分はあんのだけど、決して一緒にしていいもんじゃないぞ。
それぞれ違うものじゃ、なんてことを。「子供がまだ食べてる途中でしょうがぁ」って田中邦衛みたいに言いたくなったよ。
ちくわはがっかりしましたとも。
それでも賞が無くならなくてよかったけどさ。
ただね、この賞の審査員 綾辻行人 有栖川有栖 黒川博行 辻村深月 道尾秀介 って、すごく豪華だけどもですじゃね(ちくわですら全員のお名前を存じております)、あの、しかしじゃな、もしかしてホラー系の人って居なくない?
道尾さんはまあ、そういう感じではあるけどさ、これほぼミステリー系ですやん。オールミステリー出身じゃんかあ。
ホラー不利じゃん。
ホラーどう考えてるんだよお!
ホラー♪チェルシィー♪もひとーつチェルシィ~~~♪ あなたにも、チェルシィあげたい♪
ってぐらい不利じゃんかあ。(もはや意味不明じゃ)
しかし、このメンツがじゃなホラー読んだとき、どういう反応を示してくれるのか、すごい興味あります。
もちろん最終選考に残らないと読んでもらえないんじゃけど。
来月の終わりにそれが決まります。
がんばれ! ちくわの作品。
がんばれー!
読んでくれー!