あんまりオリンピックに興味は無い。
いいえ、全然無いわけでもない。
じゃあ、どっちなのさあって言われたら、ないこともないかな(笑)
くらいのヌエ的な返事しかできないなあ。
あのね、けっこうサッカーは観るのざんす。
日本の若い衆がんばっているし、ここから間違いなく次のA代表が出てくるし、そういう子は海外のリーグからお呼びがかかるしね。
しかもじゃな、今回は3人まで起用できるベテランズを排した、純粋な若人ばかりでじゃな世界に挑もうとしている。
あっぱれじゃ。
若人たちに栄光あれ。
もうすでにグループリーグは通過して、いよいよ優勝候補たるスペインと当たるということでじゃな、ちくわ的にははわはわしているのじゃったよ。あ、今晩あるよ深夜12時から。
まあ、それはいい。
他に観るのもは特に決まっていない。
ちくわは泳げないので水泳は観ないし、走れないので陸上競技もあんまり興味は無い。
昔やってたことあんのでレスリングは嫌いじゃないんだけど、特に観なくてもいいかな。
卓球もバドミントンも面白いんだけど、夜なべしてまではいいしなあ。
アーチェリーは地味だし終わったしな。
テニスもなあ。
というわけで、あんまり燃えてはいないのじゃった。
ただね。
馬術競技。
これが今回はすごかった。
農水省管轄のグリーンチャンネル(競馬中継してる有料チャンネル)が無料放送しててじゃな。
日本はあっぱれ団体で銅メダルを獲ることが出来ましたー!
すごいや。
メダルは92年ぶりというから、ずっと獲れてなかったんじゃんね。
その92年前金メダルを獲ったのこそバロン西こと西竹一男爵じゃな。
西家は裕福な家庭で、ただ竹一君は三男だし妾腹だったようなので、どうして家督を継ぐようになったのかはわかんないぞ。
ともあれ華族で金メダリストでお金持ちということで、かなりの人気者であったようじゃ。
いいなあ(笑)
ただ、その後二次大戦が起きて、戦車隊の隊長だった西は硫黄島に行くことになるんじゃね。
ここの守備隊長栗林中将というのがよく分かってる人で、むやみに突撃などして兵を減ずるよりは、敵を一旦上陸させてから持久戦に持ち込むという、肝の座った司令官だったのじゃな。
実際に島嶼奪還戦で連敗中だった日本軍の、何が悪いのかについてよく研究できてたと思うのでした。
なので、「戦車は埋めて使お♪」ってことを言って、走り回って戦わないでなにが戦車かーって思ってた戦車兵をじゃな、絶望させたりしてるみたい。
西も反発はしたものの、その機用に対して納得はしたみたいで、戦車を埋めてトーチカ様に使ったようじゃ。
当時の日本の戦車は砲口径も小さく、防御性能も不足していて、アメリカの中型戦車シャーマンには太刀打ちできないシロモノだったので、この運用は正しかったんじゃと思うぞ。
とにかく西はここで死ぬ。
まあなんせたくさんの人が亡くなって、しかも生き残りの少ない戦いだったので、栗林さんの最期と同じく、彼がどうやって死んだかまではわかってないのね。
まあ、なんだ、そういう時代を経てからの今回のメダルということでじゃな。
とても感慨深い気がしたって言うわけじゃ。
馬術は実にお金のかかる競技で、ちくわの払ったハズレ馬券の一部はたぶんここで生かされてるはずで、そういう意味で
言うとじゃな、ちくわも胸張っていいですか?
だめ?(笑)
今回受賞した日本チームの名前は「初老ジャパン」。
まあ、ベテランさんたちじゃないと馬術は難しかろうけれど、それにしても自虐が過ぎるかもしれぬな。(嫌いじゃないゾ)
オリンピック期間中は戦争も取りやめになっていたそうで、現代ではそうもいかんのかもじゃけどさ、そんなこんなで戦争がなくなるといいね。
そういえば今日あるサッカーのゴールキーパーは小久保ブライアン君なんじゃけれど、抜群の身体能力で予選では一点も獲られてないんじゃ。うわ、もうダメだって場面で、彼はなんとなく止めちゃうんじゃよ。
すごいね!
そこでついたあだ名が「国防ブライアン」。
おやじギャガ―であるちくわも嬉しくなる秀逸なネーミングじゃな。(誰が付けたかしらんが少し妬ましい)
本人も気に入っているらしいよ♪
ブライアン君、きょうも日本を守ってください、たのみましたよ。
(オリンピックでサッカー日本がメダルを獲れたら、これも56年ぶりとか言ってたなあ、そういえば)