期間限定的な可愛さ
子どもを育てていると必ず言われたことがあるであろう台詞の中に「今が一番可愛い」というものがある。子どもを産む前は、そりゃそうだろうと思っていた。赤ちゃんの時期が可愛いに決まっていると。可愛いは期間限定だと。
そして、子どもを産んだ後、愛おしくてたまらない自分の子どもに対し不安を覚えた。もしかしたら、可愛いのは今だけじゃないか?と。“今が一番可愛い”それって、いつまで???新生児期を過ぎたらもう可愛くないのかな???これ以上、大きくならないでほしい。ずっとこのままがいい。…なんて思っていた。
ところがどっこい
そろそろ6ヶ月を迎える娘に対して思うことは“今が一番可愛い”である。その台詞の解釈の仕方を私は間違っていたようだ。
今と言うのは“この一瞬”ということだ。
決して“新生児期”とか“生後2ヶ月”とか
そんな限定されたものではないのだ。
瞬間、瞬間によって新たな可愛いがうまれる。
もしかしたら、今が可愛いと話しかけてきた人は“この時期が可愛かった”という期間限定的な意味を持っていたのかもしれないが、解釈の仕方は人それぞれなので好きに思うことにする。
ちなみに、いつまで可愛いのか、ネットで検索したところ『自分の子どもはいつまでも可愛い。もう立派な大人だけれど、それでも可愛い』という内容の記事を見たときは、目の前にいる娘に対しての感情以上に、私の母も“今”そんな風に思ってくれているのかな?と想像してしまい目の奥が熱くなった。
例え、娘がおばあちゃんになっても…
今が一番。