間違いのない世界があるのなら
行ってみたい
わたしは間違いで満たされる
そして溺れゆく
侵してはならないルール
入れてはいけない人々
心を誰にも許してはいけない
自分の保身の為に
人の言葉が自分を支配して
蝕んでゆく
流すことも
消化することも出来ず
わたしを蝕んでゆく
唯一無二の彼の言葉
「誰の言葉も心にいれてはいけないよ」
分かっているのに
人の情に触れ
ほだされ
最後は自分で自分を壊すことになることを
何度も
何度も
心などいらないと思う
そうすれば
壊れるパーツがないわたしは
傷つかない
それでも
生きてゆく
「生きて」
彼の命だから
この世界がどんなに歪んだものに成り果てても
彼が望むなら生き抜こう