途中、1日ロンドンに行っていたので、正味四日目。
朝は、買っていたプチトマトを食べ、飛行機でもらっていたクラッカーを食べてやり過ごす。
8時半くらいに家を出て、朝市へ行くのだ。
行ったことのない場所。
アリーグル市場というところです。
下町な感じがする。
色とりどりの野菜、果物が並ぶ。
フランス語は全くわからないけど、
親切そうで、品物が良さそうなお店でイエローピーチと洋梨を買ってみた。
ピーチ3つと洋梨2つで、3ユーロ。
日本で買うより、はるかに安い。
さて、朝10時。
モンマルトルでも行きましょか。
乗り換えようと思ったら、前からおばあさんがきて、わたしに必死で何かを聞いてくる。
わたしにわかるわけないやん!
と思いながら、ごめんなさい!と進む先には、乗り換えの路線に赤いテープでバツと貼ってある。
その路線が走ってないってことある?
おばあさんはこのことが聞きたかったんだろうな・・・。
かと言って、わたしにわかるわけないやん!
とつっこみながら別路線に乗り換え、モンマルトルに到着。
映画アメリに出てくるカフェ・ド・ムーランで早めのランチ。
オムレツのセットを頼んだのですが・・・。
何この卵の焼いたやつ!?
といったものが出てきました。
悪意を感じるわ・・・。というくらいの代物でした。
味は淡白な塩味。
こういう粗野な感じ、嫌いじゃないのよね・・・。
治安が悪いという理由で、20年前には足を向けなかった地域。
それがモンマルトル。
サンクレール寺院を目指している途中で、絵描きのおじさんに話しかけられた。
愛想のいいイタリア系の人で、勝手にわたしの似顔絵を描き始めた。
やめてくれ!と言うと、自分のために描いていると言う。
日本で勉強したとか言うので、どこで?とか突っ込んで聴いたりしているうちに、
絵が完成した。
悪いおじさんじゃないみたいだし、
チップくらいあげるとして、10ユーロか20ユーロかな・・・と思っていたら、
80ユーロだと言われた。
あほか!!!
学生さんなら60ユーロだと。
ふざけんな!と思って、お金ないから払えないし、要らないと言うと、
50、30と下げてきて、20で決着。
その時の、愛想のいいおじさんの凄んだ感じ、日本人をターゲットにしているんだな・・・と痛感した。
恐ろしい話です。
そりゃさ、わたしも女だからさ、似顔絵がもうちょっと美人に描いてくれていたら、
もう少し弾むと言うものですよ。
絵は上手なのに、こんな商売やるなんて、ちょっと悲しくもなりました。
そんなクサクサした気持ちのまま、サンクレール寺院にお参り。

ずっと賛美歌が流れている心地の良い場所でした。
あのおっさんのことは忘れよう。
そう思わせてくれる空気でした。
次はオペラ座、行っときましょか。
オペラガルニエといいます。
楽しみにしていたシャガールの天井絵は、
とてもとても素敵でした。
何時間でも観ていられる感じです。
ただその天井絵のある客席内は撮影禁止だったので、お見せできませんが、
ホワイエの雰囲気はこちら。

まあ、豪華。
素敵が過ぎる。
怪人が潜んでいた地下は、ないようでした。
いい感じに疲れてきたので、
夜の映画に備えて、お惣菜を買って帰りましょ。
夜ごはんは、部屋でひとりパーティーをすると決めたのだ。
がんばってこんな感じです。

エシレのバターが200円くらい。
さすがフランス、バターの種類が半端じゃない。
わたしの買ったエシレは安い方でした。
モンマルトルのローズベーカリーというお店で買ったサーモンは絶品。
パンとチキンはスーパーで。
さすがのハイクオリティです。
白ワインも飲んでいい感じ。
さ、映画館に向かうとしますか。
映画館はモンパルナス。
拓けた場所です。
早々に着いて、変なお菓子と変な飲み物を買ってスタンバイ。
ロマン・デュリスさんの最新作はどんなんかな〜。
さっきの記事にも書きましたが、本当に舞台挨拶があるのかな〜。
ワクワクしながら、席に着く。
すると、司会の女の人が登場。
映画の説明をしている。
このパターンは、舞台挨拶があるパターンか。
映画が始まる。
やっぱり言葉がわからない。けど、なんとなくわかる。
ロマンさんの父性愛が光る作品でした。
終了。
拍手の中、インタビュアーの男の人が登場。
通路横の席のわたしの隣を通っていった。
・・・ということは・・・。
監督が通って、女優さんが通って、最後に主役が登場!
ロマンさん、細い!!
ACDCのTシャツ着てる。
やっぱりフランス語はわからないけど、わかったふりをして聞く。
ジョークを言ってるな・・・ということはわかる。
あ〜、未知の言語だわ。
30分以上の質疑応答が終わった。
あぁ、わたしももっと予習をして、フランス語も勉強してきていたら、
質問したのにな・・・。
残念。
舞台挨拶が終わると三々五々。
前の席のお客さんたちが、ロマンさんに話しかけている。
一緒に写真を撮ってもらっている。
・・・レッツゴー。
行こうとすると、私の前をエージェントのおじさんが遮る。
その壁を超えて、「エクスキュゼモア」と話しかけた。
すると、ロマンさんが振り返って私を見た。
目の前にロマンさん。
「わたし、今日のために日本から来ました」と英語で言う。
すみません、盛りました。
すると「日本から!?アメージング」的なことを言われた。
ほとんどの作品を見ていること、フランス語はわからないけど、伝わって来たことなど、
しどろもどろで英語でトーク。
日本語で「ありがとう」と言われ、
英語で「この作品で日本に行くと思うよ」と言われた。
「楽しみにしてます」と言うと、またもや日本語で「またね」と言われた。
メルシーボークー。
ロマンさんはいい人でした。
めっちゃ握手をしてもらいました。
本当に嬉しい。
パリの最後の夜は、こんなにアメージングな締めくくりでした。
よく「持っている」と言われるわたしだが、これは本当に「持っている」という出来事だったと言えると思う。
怖いくらいよ。
それにしても、目が充血していてずっとメガネのわたし。
今日はオシャレもしていない。
もうちょっと綺麗な姿で会いたかったな。
そんな女心もフツフツと沸く夜です。
明日は、朝から空港へ向かいます。
パリよ、もうすぐオーヴォアー!