今年7回目の猫の日です。
先日の三連休に実家に帰省していたわたしは、猫三匹とほのぼの過ごす休日となりました。
今日はその中の最長老、ケンのことを書こうと思います。
先日、7月20日に20歳になったケン。

実家に着くなり母が悲しそうに、ケンが歯槽膿漏になったことを事細かに話してくれた。
若いころは美猫中の美猫だったケン。
今はすっかり痩せてしまって、毛も抜けちゃっている。
そりゃ人間で言うと100歳くらいだもん、しょうがない。
そんなケンに母は「かわいそうにねえ」とか「痛いねえ」とか、
気が滅入るようなことばかり言っている。
一緒に暮らしているから、母は自分自身を責めてるんだろうなぁ~。
そんなケンは、昼間は寝ているけれど、夜になると家中を歩き出す。
何をするでもない。
これは…と調べてみると、老猫によくある痴呆による徘徊のようだ。
止めようと思っても止まらない。
切なくって仕方ない。
でもここは、嘆いていてもしょうがない。
家を隈なく歩いてまわるケンに
「パトロール、ご苦労様!」と声をかけることにした。
そうすると、本当にそういう風に見えるから不思議。
ある晩、自分のベッドで寝ていたわたし。
何か夢を見ているとき、眠りが浅かったからか、
何か冷やっとして目が覚めた。
目の前に、ケンの顔がある。
猫独特の冷たい鼻でわたしの鼻をツンツンしていたようだ。
「パ、パトロールご苦労様」
少し太陽が上がりかけた早朝の光に照らされたケンの顔は、
若かりし日と同じで、凛々しくかっこよく見えた。
ケンは、わが父とわが愛犬のやまとが亡くなってからは、
うちの家長のようだった。
今も、若い猫たちには恐れられる存在。
ケンはそうでなくっちゃ。
大好物の鰻をパクつくケンを見ながら、幸せな気持ちになりました。
20年前、ケンの誕生日を決めたのはわたし。
忘れないようにと海の日に設定したのだ。
それなのにいつ頃からか、毎年海の日が変わってしまうようになってしまった。
ちょっとなんやねんと思っている。
20歳になったケンは、今日も今日とてパトロールに励んでるんだろうなぁ。
噛まれて病院送りになったこともあるけれど、
わたしの人生で一番長く大好きな男の子です。