黄砂に吹かれて~。
ゴールデンウィーク以降、くしゃみが連発したり、
無意識のうちに、鼻水がツーっとしたたり落ちていたり、
でも、熱はないし、のども痛くない。
病院に行ったところ、
「黄砂のせいではないか?」と言われた。
黄砂~。
腹立つわ~。
今日は頭痛までしてきました。
これは、なかなかの地獄です。
自分が今まで他人事と思っていたことが降りかかってくると、
やっとこさ、他人の痛みが分かるような気がします。
これもまた、よしとしておきましょか。
この前、猫の話を書くといって、
そのままになっていたので、
今日こそ、猫の話を書きます。
うちの長老、13歳のオス猫ケン。
犬と書いて、ケンと読む猫。
茶色のトラ猫できつね色の瞳を持つ彼は、
若かりし日、「美猫」と呼ばれておりました。
ある日、居間でテレビを観ていると、
隣りの部屋で狂おしいほどの猫の声がする。
こっそり覗きに行くと、
母のドレッサーの鏡に向かって座っているケンと
鏡越しに目が合った。
・・・見てはいけないものを見てしまった。
ケンは、自分の姿に向かって狂おしく鳴いていたのだ。
ナルキッソスか!
ギリシア神話ツッコミを入れてしまったわ。
その後、ちょくちょくそういうシーンに出くわす。
そんな彼の姿を覗くと、必ず鳴くのを止めてしまう。
ふと彼のきつね色の瞳を見ると、
もしかして、自分の姿に惚れて鳴いているのではなく、
老いた自分の姿を嘆いているんじゃないかと思えてきた。
涙腺がつまって、血の涙を流すケン。
白内障で、しっぽの毛もまだらになってきたケン。
どんな姿になっても、あなたは私の大事な大事な家族だよ。
新しく来た猫にうつつを抜かしている私だけど、
あなたは、もう別格なんだよ。
時々、言葉にも出して、ケンに話かける。
そんな時、ケンはその言葉を理解しているような瞳で、
私をじーーっと見つめる。
どこかで、「んなあほな」と思いつつも、
13年間、人のそばで、人の言葉を聞いて生きている猫は、
少しくらいは、言葉が分かるんじゃないかと思う自分がいる。
いや、「んなあほな」とは、思うんだけどね。
ケンが、25歳くらいまで生きられるように、
私もベストを尽くすわ。
その頃、私は50歳近く・・・。
猫の心配より、自分の心配が先か。
ではでは。
皆さんも黄砂にはお気をつけくださいまし。