人生は辛いか。
ナイロン100℃「神様とその他の変種」を観ました。
3時間があっという間に過ぎました。
会話会話会話。
膨大なセリフをもっともっと聞きたいと思いました。
ストーリーにちりばめられた謎の部分を解明したくて、
その次のセリフが聞きたくてたまらない。
そんな夢中になれる舞台はなかなかないと思います。
今、さらっと書きましたが、まさに夢中って感じでした。
「人間だけが、泣きながら生まれてくる」
私が一番ドキッとしたセリフ。
動物は、鳴くだもんね。
これからの人生の苦痛を思って泣いているのだと言っていた。
赤ちゃんが「生まれてしもた~」と思いながら泣いていると思うと、
それはそれで面白いかもしれないけど、
私は、なんだかしんみりしてしまいました。
そうだな、その通りだなと。
人生って、何にもしないと、苦痛なだけかも。
苦痛から逃れるために、必死で何かを得ようと努力しているだけかも。
努力っていう風に思っていないだけで。
何気ない日常生活も、努力してきた結果が出ているのかもしれない。
そして、その苦痛に鈍感な人と敏感な人がいて、
敏感な人にとってこの世の中は、ものすごく生きにくいだろう。
私自身のことを言うと、普段は鈍感さを装って生きているような気がする。
だから時々、自分の繊細な部分に触れる出来事が起こったらすぐに、
しんどいな
自分はダメな人間だな
なんで生まれてきたんだろう
などと、自分の本性に出会って、余計にしょんぼりしてしまいがち。
なんでかなぁと思っていたけれど、このセリフの中に答えはありました。
人生は最初から辛いものなんだから。
ちょっと気を抜いちゃうと、楽しくなくなっちゃうものなんだから。
「人生、辛いと思ったことがない」
そんな感じの人に対して、心にさざ波がたっていたけれど、
平たく言うと、いらっとしていたけれど、
その人の鈍感さに対して、憧れを持っていたのかもしれません。
さて、敏感な人間の生きていく道は、いばらの道だが、
どうしたらいいのだろうか。
苦痛に耐える必要はないと思う。
忘れちゃいけないのは、苦痛だと感じた時に、
「私、敏感だから」と胸を張って生きていくこと。
ただそれだけのことなのかもしれない。
あ~、面白い舞台だった。
人生、最高!