魚祭り | tinyleafのブログ

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東京在住でアーバンライフをenjoyしつつも、山と木々の緑をこよなく愛する自然派です。
家事も適当に楽しみながら、趣味の世界も充実させたい欲張りな専業主婦です。

箱根に娘一家がレンタカーでやって来ました。
渋滞にも遭わず順調に来たのは良いのですが、珍しく孫姫は車酔いしたらしく車内で嘔吐。
可哀想に箱根の山道はカーブの連続で、チャイルドシートに縛り付けられて身動きもままならず、気分が悪くなってもうまく伝える事が出来なくて、こんな結果になってしまった様です。
着いたらすぐ出かける予定でしたが、しばらく部屋で休んでいるとすぐ元気になってくれました。
予定を変更して近くの宮城野へ下りて、早川の側でオニギリを食べる事に決定。
昨年同様、早川に架かる橋には沢山の鯉のぼりが風になびいています。

川沿いの芝生広場に座って鯉のぼりを眺めながらの昼食は最高、孫姫も大好きなオニギリを大きな口を開けて頬張っていました。
すると、少し前から鯉のぼりの写真を彼方此方の角度から熱心に撮っていた女の人がこちらにやって来ます。
神奈川新聞の記者だと名乗ると、鯉のぼりと一緒に写真に入って欲しいと娘に頼んできました。
孫姫を抱っこして鯉のぼりの下で撮った写真を、5/4の神奈川新聞の片隅に発見した娘は大喜び。
この鯉のぼりは町の有志が3.11の後始めた企画で、被災者への支援の気持ちを表している事を新聞の記事で始めて知りました。

翌日は前の晩からの雨が収まり、厚い雲に覆われていた目の前の山が徐々に姿を現して来ました。
今回は箱根で釣りをさせてやりたいと張り切っていた夫は、誰よりも外の天気が気になる様子。
強かった風も少しずつ弱まったので、諦めかけていた釣りに行けそうです。
慌ててオニギリを握って車に乗り込みました。
強羅から下った畑宿という所に、渓流を利用した綺麗な釣堀公園があるのです。
何度か訪れていますが、いつも人が一杯で実際にそこで釣りをした事はありませんでした。
今回は天候のせいでキャンセルがあった為、運良く行ってすぐ釣りをスタート。


魚釣りをしようね〜と何度も孫姫に語りかけていると、返ってくる言葉が意味不明。
「魚祭り」って何だ?
しばらくしてハタと気がつきました。
魚つりを魚まつりと言っているらしいのです。
これには皆んな大笑い。
前回箱根に来た時は、イクラの事を「赤い実」と言って大受けでした。
孫姫語録は忘れずに残しておきたいものです。
釣竿は二本借りて婿殿と夫が釣りました。
池の中に放されたニジマスは次々と釣り上げられていきます。
勿論孫姫にも釣竿を持たせてやりました。
釣れた時はビックリするやら喜ぶやら、娘と私はその一部始終をビデオやカメラに収めるのに大忙し。
かくして1時間もしないうちに9匹も釣れました。
次は場所を移動してバーベキューセットを借りての食事です。
係りの人が下処理してくれた魚を網に乗せて焼いている間に、オニギリを食べました。
戸外で食べるオニギリは格別に美味。
そのうち魚も焼けてきて、次々と皆んなのお腹に収まりました。
新緑の木々と渓流の美しい眺めが、楽しい食事を一層盛り上げてくれた事は言うまでもありません。
帰り道には夫がぜひ立ち寄りたい所がもう一つありました。
有名な甘酒茶屋です。
江戸時代から続く古い茶屋で、甘酒を飲んで帰りました。