ルーブルが休館なので、オルセー美術館は混雑が予想されるからと朝早く家を出ました。
9時半開館にはまだ40分位あるのに、もう行列が出来ていました。
並んで待つのが嫌いな私も、大人しく待つしかありません。
ここで一案が浮かびました。
今度「枯葉」をフランス語で歌いたいと思って、手帳に歌詞が書いてあります。
この待ち時間を利用して、覚えることにしました。
先生は隣にいます。
意味や発音を教えて貰い、何度も口ずさんで、かなり覚えかけてきた頃、開館時間となりました。
昔駅舎だった所を上手に利用して、さすがフランス人はセンスが良いと感心しました。
解説イヤホンを借り、一気に最上階の5階に上がって観ていく事にします。
オルセーの目玉の印象派は、5階に集中していて、大好きなセザンヌを始めたっぷり時間をかけて観ました。
気がつくともうお昼、でもあまりお腹も空いていなかったので、コーヒーとケーキで一休み。
これがちょっと予想外に高くて失敗でした。
休んだ後は、3、4階は吹抜けなので2階と1階を解説を聞きながらゆっくり観て回ります。
疲れて途中椅子に座り込んだりしたので、なんとトータル5時間もかかってしまいました。
やっと空腹を覚え、途中スーパーのモノプリで足りなくなった水や野菜を買って家に戻ります。
昼食と夕食を兼ねてラーメンを食べる事にしました。
日本から持ってきたインスタントラーメンが食べられるとあって心躍ります。
久しぶりの日本の味は美味しかった。
食べた後は一休みして、夜に備えます。
パリでJAZZを聴いてみたかったので、情報をゲットして、友人に予約の電話をしてもらいました。
場所はルーブルの次シャトレ駅の近くです。
中年女性ボーカルのせいか、客の大半も中年から初老のカップルが多く、店も落ち着いた雰囲気でした。
ボーカリストはお得意のナンバーの他にクリスマスソングを幾つか挟み、モントリオール出身だからかフランス語でも何曲か歌い、観客は徐々に盛り上がります。
しかし私はアルコールと疲れのせいで、徐々に睡魔が襲ってきて、最前列にもかかわらず時々居眠りする始末。
それでも夢を叶えてご満悦で帰りました。
そして翌日はクリスマスイブ。
この旅行のハイライトの一つ、バレエ鑑賞です。
バスチーユのオペラ座で行われる「くるみ割り人形」の公演を、日本から予約しました。
開場は7時半なので、午前中はショッピングにあて、午後はバスチーユ近くのカルナヴァル博物館とピカソ美術館を訪ねます。
クリスマスとあって街もデパートも混雑。
ラファイエットの食品売り場には、あちこちにイートインコーナーが設けられ、大人気です。
私達もそのうちの一つでランチしました。
そして明日の夜のクリスマスディナーの為の肉や野菜を買った後、一旦部屋に戻って一休みしてから、再び元気にバスチーユへ。
カルナヴァル博物館はもと貴族の館で、貴族の生活ぶりを紹介しています。
辺り一帯が古いお屋敷街で、とても素敵な雰囲気でした。
ピカソ美術館に着いた頃には、少し疲れも出てきて、楽しみにしていたピカソ鑑賞もおざなりになってしまいました。
近くのカフェでお茶をしてゆっくり休もうとしたら、イブなので早く店じまいしたいのでしょう、早めに出される羽目に。
でもオペラ座バスチーユには、早くに入れたのでこれで良かったのかもしれません。
そして公演は正に夢の様でした。
1幕目は不覚にも時々睡魔と戦う有様でしたが、2幕目には眠気も収まり、舞台の美しさに心を奪われ夢心地。
今回の旅で、ルーブル、ヴェルサイユ、バレエと圧倒的な美の世界を体験し、フランス文化の奥深さに感銘を受けました。
文化と言えば、カフェ文化もあちこちのカフェ巡りで体感し、朝早くスタンドで一飲みしたり、歩き疲れた昼下がりに道行く人を眺めながら一息ついたりと活用したものです。
公演がはねてまだ体力が残っていたら夜のミサに行こうと決めていたので、地下鉄でまっすぐマドレーヌに向かいました。
少しだけミサの様子を見て帰りました。
さぁ明日はいよいよ最終日、この旅の締めくくりに何をしましょうか。









