テキサスにて

テキサスにて

アメリカ在住30年。エンジニア。

2020年コロナに違和感を持ち、ツイッターで情報収集開始。同年5月BLM騒動時に組織的に仕組まれた強奪をダラスで目の当たりにし闇組織の存在を確信。以来、真実追求する様になりました。

いよいよ夏もそこまで来ていますね。ダラスでは、暑い日は40度近くまでになっています。

少し郊外に出て、強い日差しの乾いた景色を見ているとカーラジオからカントリーソングが流れてきました。

 

The Nashville Country Music Best Of All Time

https://youtu.be/Ll8T1r8-kE0?si=sk3kNwYggZwhqhXf

 

さてこのカントリーミュージックの聖地と言われるのは、テネシー州のナッシュビルです。

ここは、MUSIC CITYとして街おこしプロモーションの成功した街としても知られています。

 

ナッシュビルはテネシー州の州都で、ナッシュビル都市圏の人口は2020年で約69万人。鎌倉と姉妹都市関係にあります。

現在、高層ビルの建設ラッシュで沢山のビジネスとともに労働人口も増加の一途を辿っています。

 


 

 

報告によれば、この街の2022年におけるGDPの経済的な原動力として5つの分野が挙げられます。

製造 697億ドル

健康 677億ドル

音楽 100億ドル

技術 80億ドル

観光 76億ドル

 

20年前に計画をたててMusic CItyとしてブランディングされてきたようです。

空港内でライブ演奏を定期的に行ったり、ギターの形をしたベッドで集客するホテルがあったり、フォーシーズンホテルではギブソンのギターをルームサービスとして部屋に届けるオプションもあるそうです。ダウンタウンでは沢山のバーやレストランが並び、毎日あちこちからライブ音楽が聞こえてきます。

 

Mark Michael氏は、2007年にナッシュビルにあるレコードプレス工場を安値で購入。2022年のレコードの売り上げが20億ドルになり、現在毎日4万枚のレコードをプレスし、拡張工事を進めており2030年には40億ドル売り上げを見込んでいます。

ウォルマートやターゲットなどのグロサリーストアでもテイラースイフトなどのレコードを店内で販売し売り上げを伸ばしているようです。

 

Steve Schnur氏は、ゲーム向けの音楽を制作していますが、需要の高さからレコーディングスタジオの数をナシュビルに増やしてほしいと訴えかけています。

 

このように音楽関連産業が盛り上がりを見せていますが、実はそれ以上にこの街の復興を支えているものがあります。それは、ビジネス計画です。

 

アマゾン社は、現在既に3000の仕事をナッシュビルに持ち込みました。そして、今後更に2000の仕事を用意する計画を立てています。これら一つ一つの仕事の平均年収は$150,000です。

 

これがどうして実現されたのでしょうか?それは、市と企業の契約によるものです。

 

アマゾン社は複数年かけて230億ドルの投資をナシュビルで行う予定があるので市からも協力してほしいと持ちかけました。それに応えて、先述の年収の仕事を5000用意してくれれば、最終的なインセンティブとして102億ドルを用意することにしたのです。そして、アマゾン社は現在意欲的にこれを実現化している状況にあります。

 

また、米国ソフトウエア企業の大手オラクル社は、同様な契約を市と結び本社移転の検討もしているようです。

https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/04/5262ceb694f82240.html

 

Bobby Rolfe氏はテネシー州の都市開発の役員をしており、彼に対してオラクル社が交渉をしてきたとのこと。同社からの要求はこうだ。ナッシュビルに本社を移転してそして120億ドルの投資をして8500の新しい仕事を作り出すので、州税を免除し、オラクル社向けに176億ドルで60エーカーの土地をダウンタウンの川沿いに購入して用意する。そして、そこから勤務者が15分で移動できるような道路やボート向けのデッキなどのインフラを用意して欲しい。

 

最終的に結んだ契約は、5989の新しい仕事、1350億ドルを5年で投資。新しい仕事のサラリーは時給54.92ドル。ナシュビル市としては65億ドルを用いて川沿いのインフラを行うことになった。

 

 

 

これらに前後して、三菱、日産、HCAヘルスケア社もナシュビルに本社移転を行っています。ナッシュビルはヘルスケア産業の集積地で、病院経営大手のHCAヘルスケアなどが本社を構えており、ナッシュビルヘルスケア協議会によると、500社以上の医療関連企業が進出しているほか、ヘルスケア産業の専門知識を提供するプロフェッショナルサービス企業(会計、建築、財務、法務など)が400社近く立地しています。同社エリソン氏によると、ナッシュビル地域がヘルスケア産業の集積地である点に加えて、同社従業員調査で働きたい場所、家族と暮らしたい場所の両方で人気が高いのだそうです。

 

今回の記事は、CNBCの特集番組 ’Cities of Success: Nashville' を情報源としています。

https://www.youtube.com/watch?v=ck3WYNfpyAA

 

都市開発がこうして企業とタッグを組んで行われ、実際に成功して発展を遂げているのは素晴らしいことと思いますが、日本ではいかがなものでしょうか? 台湾では大地震からの復興が早いと評価されている中、石川県輪島での復興はまだまだと聞いています。この差を縮めるために我々は何ができるのか? 輪島にはスマートシティ計画(スーパーシティ、デジタル田園都市)があるそうですが、現実化に向けて具体的に何か進められているのか、今後も色々と注目していきたいと思います。

 

ところで、話は変わりますが、先日掃除していたら引き出しの奥の方から古いカセットテープが出てきました。

テープに書かれていたタイトルから以下のCDだったことが判明。

 

避暑地まで Down to the resort 1986年

https://youtu.be/49BKx-8DW40?si=dUvkc2uLZ19qriiz

 

これがリリースされたのは80年代半ばのようです。

軽いBGMとしてよく聴いていました。

 

今年の夏も暑くなりそうですが、避暑地に行った気分で、

たまにはこんな感じの音楽はいかがでしょう?

 

6月を迎え、ダラスの気候も暑さが増しています。いかがお過ごしでしょうか?

以前から感じていたことですが、テキサス州の天気予報が東京の天気予報に何故か似ています。明日、東京が雨模様ならダラスも同じように天気が崩れるといった具合。地理的に似たものがあるのか偏西風の動きがシンクロしているのか、その理由は全くわかりませんが、不思議なくらいに似ています。是非一度チェックしてみてください。

しかしながら、当然大きく違う点もいくつかあります。その一つがトルネード。この季節、アメリカ南西部では湿気を伴う雨天の日が多く、同時に複数の大型トルネードが発生してタッチダウンしたエリアを破壊してしまうなどの大きな災害が発生する時期でもあるので天候には常に注意が必要です。

先日は、野球のボールサイズの大きな雹(ひょう)が降った地域もあったようで、トルネードによるものではありませんでしたがダラス市街地全域がダメージを受けました。実のところ、雨風が止んで2日経った現在でもいまだに停電が続いている地域が20万件近くあるようです。

https://stormcenter.oncor.com/

 

この大規模停電によって沢山のレストランが休店せざるを得ないようです。郊外に住んでいる上司の家の近所では大きな木が倒れて電線にひっかかってしまったようで、チェーンソーを誰か貸してくれないかと会社の仲間とメールでやりとりしてました。かなりの大なので上司の方に倒れてこなかったのが不幸中の幸いとのことでした。

 

さて、この激しい雨の降った直後からそれまでの天気が嘘のように晴れ上がりあっという間にそれはまるで台風一過。気温も30度近くまで上昇しまして、リフレッシュ目的で近くにある公園まで足を延ばしてみると噴水ではしゃぐ子供たちで賑わっていました。

 

このクライドウォーレンパークは、テキサス州ダラスのダウンタウンにある5.2エーカーの公園です。公園はウッドールロジャースフリーウェイの上にあり、2012年にオープンしました。公園の開発に1,000万ドルを寄付したビリオネアのケルシーウォーレンの幼い息子であるクライドウォーレンにちなんで名付けられました。この公園では、フードトラックが駐車できるようなスペースを多く作り、芝生の上でダンスやヨガなどの参加費無料のクラスを開いたり、夜には大型スクリーンで映画を上映したり、ジャズコンサートなど様々な催し物で人を読んであっという間に人気の公園になっています。

 

ところでアメリカでは公園地区という組織が全米各地で普及されています。PARK DISTRICTと呼ばれていますが、クライドウォーレンパークのような公園のメンテナンスをしたり、イベントを催したりするなどの文化的な発展を目的とした活動をする団体です。

 

 

妻が子供の頃にニューヨークのグレイトネック地方に住んでいた時に英会話を教えてもらっていたルース(Ruth Tamarin)さんという方がいました。彼女は長い付き合いがありましたが、彼女はロングアイランドで学校の先生を長年され、リタイア後に地元の生活環境を改善する目的で設立された公園地区の区長さんとして選挙で選ばれ、15年以上活動されていました。その間、沢山の公園を地元の地域に作り、そのおかげで街の雰囲気がとてもよくなり生活しやすい街になったと生前自慢げにおっしゃっていました。

https://www.gnparks.org/

https://theisland360.com/opinions-100/tamarin-has-record-of-improving-gns-parks/

 

公園があることで、メリットデメリットいろいろとあるかもしれませんが、私としてはやはり遠くからでも子供たちのはしゃぐ声が聞こえてくるとそこからエネルギーを頂くことができます。コンクリートのビルの中なので、ちょっとした緑もあるこの公園は憩いの場として普段の散歩コースとしては外せない公園になっています。

 

先日、ルースさんの命日だったこともあって、なんとなく彼女の事を思い出しながら歩いていました。公園やプールを作るなんて面白そうなプロジェクトをされてきたなあと、考えたらなんだか楽しいことばかり思い浮かんできてワクワクしてきましたが、ルースさんももしかしたらそう感じたこともあったかもしれません。私もいつか日本の実家の前にでも小さな公園をつくれたらいいなと思いました。やりたいことリストのひとつに加えておこうと思います。

シェディング・・・

 

これってわかってくれる人が私の周りでは少ないんです。

うちの相方も症状の出方が違うので一概に言えませんが、私のシェディング対策を忘備録として。。。

 

まず、私のこれまでの経験ですが、

 

人数が多い会議室

接種者と正面向かい合って話したとき

接種者からの息や体温を感じるくらいの距離に接近した時

 

などが勤務先での被ばく機会です。

 

他に、喚起の悪いスーパー、食事処、居酒屋、映画館などに長時間滞在すると高い確率で気管支や肺がやられます。

 

被ばくしたという自覚があった時点からいかに早く対処できるかでその後の健康状況に大きく影響してきます。

 

対処方法は、やはりアルコールで除去。

水での洗顔や手洗いは必ずすべきと思います。

いつも水素水スプレーを持っているので、それをのどや顔全体に吹きかけて表面をリンスします。

 

 

その後、帰宅して、日本酒で念入りにうがいします。

これがかなり効いてます。

 

そして晩酌。

熱燗が効果あると思います。しかもかなり効果大。

 

まあ、だからあの当時飲食店特に飲酒できるお店が攻撃されたわけで。。。

 

逆にそういうことすらも奴らは知っていたんだと思うとホントにぶっ飛ばしたくなってしまう。。。けど、祈り心で感謝。

 

そして、寝る前にこちらのジェモエッセンスを15滴。

松のエキスがやはり効果あると感じます。

もう手元にあるのが無くなってしまったので、また自由が丘のお店に行ってみたいと密かに計画中。

 

 

 

こんな感じで、以上をその日のうちにやれば、翌日にはのどや肺の違和感もかなりなくなります。

 

それでも、長時間被ばくしてしまった場合は、体調が回復するまでに数日はかかってしまいます。

 

翌日からは、ジェモエッセンスが効果を発揮してくれてる感じがします。

 

以前、横浜の室内コンサート会場でクラシック音楽2時間楽しみましたが、その半分を2階の席で鑑賞。上から会場を見下ろす形でしたが、会場の上の方の空気が白く濁っているように見えました。

 

先日入手した情報では、接種が始まって以来、エアコンのフィルターのつまりによるエアコンの故障が増えているとのこと。私の理解ですと、エアコンは部屋の中からの空気をフィルタレーションして冷やして部屋に送風するわけですが、使っているうちにフィルターが透明なジェル状の液体で詰まってしまうケースが多いのだそうです。

 

直感的に、コンサート会場の空気の汚れをフィルター通したらきっとジェル状のものがでてくるんじゃないかなーと思ってしまいました。


幸い、家族は接種していないので安心ですが、親戚は接種してる人が殆どなので仕方ないですね。

 

誰も接種していない人ばかりのところってなかなかないと思うし、これからはもうシェディング対策欠かすことはできないと思う今日この頃です。

 

ダラスダウンタウン街中の至る所から「ワ~ッ」という歓声があがりました。

それは、眩しいばかりの光を放っていた太陽が月に完全に隠され、あたりが真っ暗になっていく瞬間でした。

https://youtu.be/61FZMurmE1c?si=QVJNDh1YdXLYB-ix&t=60

https://youtu.be/dwBbcH7w_g4?si=FDecUr9Ux_6H8Msw&t=80

 

去る4月8日にテキサス州から始まり、インディアナ、オハイオを通りニューヨーク、そして最後にメイン州まで米国本土13週の広い範囲で皆既日食が観測されました。米国で皆既日食が見られるのは7年ぶり、次は20年後とのことで、私も妻と一緒に外出して見てみようということになりました。専用の保護眼鏡「日食グラス」を緊急で購入し、太陽の光が漏れて指輪のように輝くダイヤモンドリングと呼ばれる現象を目撃することができました。

 

ほんの数分の天体ショーでしたが、全米における経済効果は1兆円弱とも言われています。日本からも沢山の方が訪れてきていたようです。聞く
ところによれば、ダラスフォートワース観光ツアーのオプションとしてダラス郊外の牧場にやってきて、テキサスバーベキューを味わいながら観測することができたそうです。楽しそうですね。

 

今回、スポーツ観戦やコンサートなど、沢山の人たちが歓声を上げることはありますが、その対象が太陽というのは素朴で平和で、なんだか人間的でいいなと思いました。翌日のニュースではニューヨークのタイムズスクエアその他各地でも大歓声が上がったと報じられましたが、もしこれが東京でも同じようにみんなが太陽を見つめて歓声を上げてたかなと思いを巡らせていました。

 

太陽の満ち欠けに加えて、木漏れ日の形の変化を楽しめたのも良かったです。木陰で見られる木の葉の間から漏れてくる太陽の光が普段は丸く見えますが、日食の時は欠けた太陽の形を投影するのです。ピンホールカメラの原理と同じということですが、なんとも不思議な影を初めて間近で見ることができました。

 

自分のシャツで欠けた太陽の光をキャッチ

 

さて影と言えば、最近、影の需要 shadow demandそして影の供給(在庫)shadow supplyという言葉を目にしました。

https://www.realtrends.com/articles/are-we-seeing-shadow-demand-for-homes/

 

米国アルトスリサーチ社https://www.altosresearch.com/ によれば、要するに家を買いたいけれども、時期を待っている人たちそして、家を売る準備はできているけどまだ売らない人たちがたくさん存在しているということです。潜在的なポテンシャルを持つ住宅市場の将来についての質問に、多くの専門家たちが、「住宅不足の最中にあって、市場の暴落は起こりにくい」と異口同音に答えてい流のも頷けます。

 

通勤途中に高速道路から見えるダラスの景色の中で、校内郊外ともに建築ラッシュはいまだに続いているように見えます。かつて手頃な価格だったテキサス住宅市場ですが、土地とエネルギー起因からのビジネス、企業と人々の流入が進んでおり、価格の継続的な上昇が予想されています。生産年齢人口が増える典型的な形なのかもしれません。

 

一方で、全米で一番住みやすい街ランキングで常連のポートランドという街がオレゴン州にあります。この街も毎年人口が増えていることで知られていますが、テキサス州とは全く状況が違っています。ここは、「全米で最も環境にやさしい都市」、「全米で最も美味しいレストランが集まる都市」、「ベストデザイン都市」のランキングでも上位を占めているとのこと。これらが人を集める要因のひとつになっているということで、テキサス州よりも魅力を感じてしまいます。

 

この街は、自治体がしっかりと地元の住民と協力しながら、地産地消スタイルをとっていて、大手チェーン店が少なく、屋台村(フードカート)https://www.travelportland.com/culture/food-cart-pods/ やカフェがあちこちにあったり、サードウェーブコーヒー(高品質なコーヒー豆の素材の味わいを活かす浅煎り焙煎)の発祥の地というのも納得です。

 

実は私の遠い親戚がこの街に住んでいるので何度か尋ねたことがありますが、自然豊かで紅葉が綺麗で、ダウンタウンは京都の碁盤の目のように区画整理されていてわかりやすく、歩行者や自転車に優しい街になっています。どことなく日本にありそうでなさそうな、馴染みやすい雰囲気を感じたことを覚えています。先日、日本の消滅可能性自治体マップなどといった悲しい情報が発表されたようですが、ポートランドはこうした街にとってお手本にできることがいくつかあるのではないかと思うところです。また近いうちに遊びに行ってみようと思います。

 

ポートランドの富士山「フット山」とポートランドのダウンタウン

 

 

世界人類が平和でありますように

 

この平和の祈りが書かれている白いステッカーを見かけたことはありますでしょうか?

英語では、May Peace Prevail on Earth と訳されています。

 

これは祈りによる世界平和運動として世界中にこの祈りを広めようと五井昌久という方が始められたものです。

ニューヨークにMPPOE INTERNATIONAL(旧称WORLD PEACE SOCIETY)というNPO組織が中心となって主にピースポールプロジェクトやオンラインでの祈る会などを行っています。

https://worldpeace.org/

 

日本では、これの姉妹団体として五井平和財団があります。これは、国際連合経済社会理事会(ECOSOC)特殊協議資格を有するNGOユネスコ(国際連合教育科学文化機関)との公式関係を有する財団としての立場を持ちながら、フォーラム、シンポジウム、講演会などを定期的に開催しています。

 

私は元々この平和運動に賛同するようになって35年くらいになります。この運動に出会ったのは、妻からの紹介でした。彼女は’85年ごろに、当時NYCに住んでいた彼女の姉のところに同居していた際に、この運動の存在を知り、その後私と出会った後もこの活動への参加を続けていて、やがて彼女に誘われるまま私も参加することになったのがきっかけでした。

 

具体的な活動として、毎月全国から数千人の賛同者が集まり、世界各国の国旗を掲げてその国々の平和を一か国ずつ祈る行事がありました。

https://worldpeace.org/flagceremony/

 

日本が平和でありますように

アメリカが平和でありますように

 

と、大勢の参加者とともに心を合わせて一国一国ひたすら祈る行事です。200か国近い国を祈るので時間がかかりますが、それゆえに最後まで祈り切った後の達成感と一体感でいっぱいになって感動の嵐がやってきます。中には涙しながら一生懸命祈る人や、瞑想しながら祈る人など様々ですが、時には芝生の上で、時には大きな市民会館や会議ホールなどいろいろなところで祈ってきました。

 

今から30年程前に、この祈り言葉が書かれた白いポールをアメリカに200本建立しようというプロジェクトがあり、ボランティアとして私も参加したことがあります。私の担当はもちろんテキサス州。本部から送られてきた届け先は4か所でした。

https://www.peacepoleproject.org/

 

日本からボランティアで老夫婦と若者が参加され、妻と合わせて計5人で私の運転で各地にピースポールを建立してきました。アイゼンハワーバースプレイスというところでは、ローカルラジオ局が取材に来てくれたり、ラウンドロックコミュニティセンターというところでは、地元の人たちが集まって一緒に建立してくれました。ここでは近年建物が新しくなったようですが、ピースポールはそのまま残してくれていて感動です。

 

https://www.roundrocktexas.gov/city-departments/parks-and-recreation/facilities/allen-r-baca-center/

 

ダラスから最も遠かった場所は、エルパソというテキサス州の最西端にあるSOCORROという町にある学校でした。道中車の中から見える景色が一時間走っても全く変わらないというテキサスの広さを実感しながら、I20というフリーウエイをただひたすら西に向かって走り続ける事12時間。現地はダラスと1時間時差がある事がわかり、テキサス州内で時差があるとその時初めて知りましたが、現地の人たちは土地柄メキシコ系の人たちばかりで、明るく陽気な建立会となりました。ピースポールを建立した際に集まってくれた人たちの中にいた保安官(シェリフ)の方が感動して我々を彼らの事務所に案内してくださいました。その際に、SOCORRO(ソコロ)には、救助支援や快適さという意味があるが、他に心という意味もあると教えてくれました。心を日本語ではCOCOROと発音するからSOCORROに似ているということになり、意味不明な共通点を見つけてより一層親近感を感じました。

 

今、エルパソでは不法移民の問題で話題となっています。エルパソからリモートアクセスしながら一緒に仕事をしているメキシコ出身の友人がいますが、彼によるとやはり少しずつ治安が悪くなっているとのことでした。特にコンビニエンスストアやガソリンスタンド、いずれも夜は絶対に行かないそうです。

 

テレビのニュースでは全く報道されていませんが、ロスやニューヨークでは治安の悪化が加速しているそうです。ロサンゼルスの日本人女性警察官の方が実際に現場で起きていることをユーチューブの動画や、インスタグラムでシェアしている内容を見るとそのひどさに言葉を失います。彼女曰く、バイデン政権になってから警察官の仕事がより危険なものになってきたそうです。彼女の発信する内容はすべて彼女が経験した事実によるものですが、特に人身売買に関しての話は耳を疑うほどです。彼女はこれらの被害者に対してのサポートになるようにNPOを立ち上げ活動を広げていくそうです。

 

US現役警察官

https://www.instagram.com/1114lajpn/

 

警察官ゆりのアメリカ生活

https://www.youtube.com/channel/UCiJwlAlhqeglBcDtqj55pjQ

 

NPO団体ラブスペクトラム

https://lovespectrum.org/

https://www.instagram.com/lovespectrum2021/ 

 

故・五井昌久氏が提唱するのは祈ることの本質です。

同氏著書 

「神と人間」https://amzn.asia/d/godWxOv われわれ人間の背後にあって、昼となく夜となく、運命の修正に尽力している守護霊・守護神の存在を明確に打ち出し、霊と魂魄、人間の生前死後、因縁因果を超える法等をわかりやすく説き明かす。

 

「天と地をつなぐもの」https://amzn.asia/d/bQq5ArY 「霊覚のある、しかも法力のある無欲な宗教家の第一人者は五井先生でしょう」とは、東洋哲学者・安岡正篤先生の評。著者の少年時代から、厳しい霊修行を経て自由身に脱皮、神我一体になるまでの自叙伝書。

 

世界の平和は誰もが望んでいることと言えるでしょう。それは神様も、きっと宇宙人もそう願ってくれていると思います。その平和を願う波長に一人一人が合わせることで相乗効果を呼びシンクロが起こりネガティブなバイブレーションが少しでも小さくなることを信じて、こうした平和に向けた様々な活動を応援していきたいと思います。

 

 

ダラスもようやく暖かい日が続き、先週末に訪れた近場の湖畔の木々も少しずつ新芽を出してきました。淡い色彩感が日ごろのストレスを癒してくれています。

 

こんにちは。皆さんいかがお過ごしでしょうか? 

 

以前にもお伝えしたと思いますが私はダラスにある半導体工場に製造技術エンジニアとして勤務しています。昨年から分かっていたことなのですが、今年に入って工場もスローペースになってきています。間接業務の人手も余ってしまうため有給休暇も奨励されています。 

 

聞けば競合他社も同様とのこと。いまだに世界中で半導体不足が理由で自動車や電子機器の製造が停滞している中、半導体チップメーカーは手綱を緩めコスト抑制に努める動きになっているわけです。

 

会社経営しているわけではないのでよくわかりませんが、素人的にはもっと半導体チップ作ってどんどん買ってもらった方が世の中にとってよいのではと思ってしまいます。

ですが、どうもそのようなことにはならないようです。でもこれって一体どうしてなのでしょうか? むむむ。心の中で常に真実探求隊が発動してる変な私です。(笑)

 

 

(写真:先日のダラス。ケムトレイルでいっぱい。いったい、何を撒いているのやら。。。あなたの街の空はどうですか?)

 

 

さて、この半導体業界の波。この背景には諸説あるようですが、やはり需要と供給の間にある“神の見えざる手”なのかもしれません。 

いわゆる供給過多による価格下落を避けたい供給側の立場がとる自然現象的な流れ。

 

供給律速の市場では、供給する側が有利。そのポジションをいつまでも保ちたいと思うのは自然でしょうし、それを続けられるように動くのも当然だと思います。

まあそれなら仕方ありませんね。

 

昔なら大手企業が市場獲得するために赤字を見越して格安で売り出すということもあったかもしれませんが、日本の半導体企業は既にポジションを失っていますし、欧米企業はそのようなレッドオーシャンを好まない傾向にあると思います。

 

いずれにせよ市場が停滞する状況になるとその後の展開はどうなるのでしょうか? 得てして優良企業は開発に投資して次の波に乗り勝とうとする場合もあります。

 

そんな中、なんと下記記事によれば米政府が半導体メーカーを対象とした数十億ドル規模の補助金を計画しており、3月末までに発表することを目指しているとのことです。

 

BLOOMBERG Ian King、Mackenzie Hawkins 2024年1月28日 13:36 JST 更新日時 2024年1月28日 15:03 JST

米国、新たな半導体補助金計画-3月末までに発表目指す

 

 

いや~、それ自体は良い事と思いますが、どこの会社に出すのか?その選定基準は何なのか?気になるところです。

今のところ、インテル、TSMC、サムソンが受け取り側の候補になっているようです。

あれ? TSMCって日本政府からも意味不明の巨額な援助が出てますよね。

 

こちらの記事によると一般企業に1.2兆円の補助金!

台湾TSMCが熊本県に工場を開所 政府は1.2兆円の補助金投入 半導体産業復活へ大きく舵を切る日本政府 | TBS NEWS DIG

 

熊本のTSMC特需で現地が潤うだけならいいですが、なかなかそううまくはいってないような話もあちこちで出ているようです。

こちらは私の推してるもえさんの著書。「光と影のTSMC誘致」

https://www.amazon.co.jp/光と影のTSMC誘致

 

 

紹介文から一部抜粋させてもらうと、

「日本やアメリカは環境を守るために利益を犠牲にし、台湾の半導体製造業をはじめとする企業は利益を優先した。そのため、台湾は河川の約25%、農地の約5%を重度の汚染で失った。人工透析率は人口比で世界首位、肺がん率は北朝鮮に次いでアジア第2位である。中国のTSMC工場の周辺住民すら、TSMC建設反対運動を行うくらい酷い有り様だ。」

ということで、今後の現地住民の生活や周辺の環境などについては大注目すべきなところだと思います。でも、どうせ補助金を出すのなら日本政府は日本の半導体企業に出すのが正論なのではないでしょうか?

 

正論が通るようなら苦労しないという方もいらっしゃるとは思いますが、アメリカでは、DO THE RIGHT THING ― 正しいことを行いなさい。とよく目にします。

全くそのとおりです。エンジニアの仕事をしていても毎日がそれの積み重ねです。誰もが納得するようなデータをもとに話す。決して間違ったことはしない。

 

政府の半導体企業への投資について語るならエルピーダ社の件は避けて通れないかもしれません。

 

その昔、落ち目だった日本半導体企業の最後の砦だったエルピーダメモリになぜ政府は援助しなかったのでしょうか?今回のような援助があればもっと早いうちから日本の半導体業界が盛り上がったかもしれません。当時のエルピーダ社長坂本幸雄氏の著書 「不本意な敗戦: エルピーダの戦い」 では、当時のご体験を中心に記述されています。

 

この本も読み進めていくと、当時エルピーダに救いの手を伸ばそうとしていた米マイクロン社CEOのスティーブ・アップルトン氏(当時51歳)の突然の飛行機事故という大きな謎が生まれてきます。https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2012-02-04/LYTZXP6S972B01 これによって望みを絶たれ、政府にも見放され結局米マイクロン社に買収されることになりました。

 

その昔、まだ私が駆け出しのころ、実は坂本さんの下で仕事をした経験があり、その際には沢山迷惑かけてしまった思い出がありますが、先月惜しくも亡くなられました。ここにご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

さて、最後になりましたが、アメリカでは今年は大統領選挙の年です。

いよいよスーパーチューズデーのある3月。各党内の候補指名獲得競争がどのようなけっかになるのでしょうか?共和党内で2位を争っていたロン・デサンティス氏は先月次期立候補から撤退することになり、反トランプ色を打ち出している共和党でサウスカロライナ州知事現職のニッキー・ヘイリーは立候補しているままなので、彼女とトランプの対決に絞られたようです。今後の動向に目が離せません。というか、トランプ氏の快進撃に民主党が断末魔のおかしな行動をしないことを祈ってます。年内は日本の地震も心配。どうぞ備蓄を。

 

 

追記

 

以下は、注目している最近のニュース:

2024年2月 26日 ジェイコブ・ロスチャイルド没。この17か月前の2022年9月8日に、エリザベス2世女王陛下没。そして、更にこの17か月前の2021年4月9日にフィリップ殿下没。17か月後は来年の7月。

 

ゲイツ財団、バフェット、ザッカーバーグ氏の大量株売却。- 米アマゾン創業者ジェフ・ベゾスはこの1ヶ月の間に、自社の株を5000万株、85億ドル相当(約1兆2800億円)を売却。また、JPモルガン・チェイスのジェイミー・ダイモンCEOとその家族は2月22日、約82万2000株、1億5000万ドル(約226億円)相当を売却。ダイモンCEOがJPモルガン株を売却するのは、18年前のトップ就任以来初めて。その他、ウォーレン・バフェットやジョージ・ソロス、ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグといった投資家たちも、持ち株を手放しているとの情報がネット上で飛び交っています。

 

 先日、アメリカIT大手「メタ」のマーク・ザッカーバーグCEOが“極秘来日”。報道によれば岸田首相と人工知能AIの未来についての話をしたそうです。7月のマイナンバーアプリのリリース前の打ち合わせ?日本のAI企業がメタに買われるかも?フェイスブックは個人情報だらけですから参考になりますね。

 

日経株価が史上最高値を更新 - ちまたでは青天井というカクテルの売れ行きがよいらしい。これで失われた30年が戻るわけない。 ウォーレンバフェットは日本へ投資。

 

米国の赤い州と青い州で差が出てきそう ― 各州のダウンタウンなど大都市圏は民主党サポーターが多いのが典型的ですが、カリフォルニア、シカゴ、サンフランシスコ、アトランタなど民主権の州や大都市ではビルの空き室率が急上昇。治安も悪化。中国移民の大量増加。万引き950ドルまではおとがめなしのため、商業は撤退。バイデン政権の汚職が次々に明るみに出てきています。

日本ではあまり報道されていないかもしれませんが、 テキサス州ではメキシコとの国境線で違法難民問題に関連した不穏 な動きが続いています。国境対策に関してテキサス州知事と米国政府との間で行われている過激なやり取りは、装甲車や戦車までもが国境付近に配備される様子が旧ツイッターなどに投稿されています。

一方で、ダラスのダウンタウンでは、月一回のペースでパレスチナ解放関連のデモ行進が行われていたりもします。千人を超える人たちの組織的な集まりのようで、迫力あります。おそらくソロスから提供される軍資金での活動なのではないかなどと勝手に妄想しています。

そんな中、一月に全米を襲った寒波の影響で、アパートの断水や停電が続木、数日間のホテル住まいをせざるを得ないことになり、やはり将来的には暖かいところに移り住みたいと密かに野望を描いていた2024年の1月でした。

ところで先日、2023年の芥川賞が発表されたようですね。日本で最も有名な文学賞と言っても過言ではないかもしれませんが、毎年話題になっているものの今回の方はなんとチャットGPTというAIを使って書かれたものと知って驚きました。人工知能で作られた作品を読んで人間が感動する様子を思い浮かべただけで、世の中もいよいよ変わってきたものだと思います。yahooニュースによれば、5%くらいの文章がAIで作られた文章そのまま使われているとのことですが、そのうちAI作成が半分以上とか8割なんていうことになったらもう芥川賞の意味も無くなってしまいそうですよね。そうはならないように願っています。

さて今回一つ紹介したいのは文学作品ではなくアメリカのアニメですが、これまでなぜ取り上げてこなかったのか反省するほどテキサスの一般人の生活がそのまま描かれている作品です。

題名は、「キング・オブ・ザ・ ヒル」。 1997 年から 2010年まで放送されたアニメーション番組です。製作者は、エクアドル共和国・グアヤキル生まれのプロデューサー、アニメーター、脚本家、映画監督、声優、俳優そしてミュージシャンと多彩な才能を持つマイクジャッジ氏。
 

架空の町アーレンを舞台に、主人公のハンク・ヒルと彼の家族を中心とした普通の一般市民の普通の生活が描かれています。ダラスの北にアレンという町がありますが、テキサスの住宅街に住むの殆どの一般市民がこの主人公が繰り広げるような生活をしているのではないかと思います。もちろん富裕層の住宅地に住む人たちとはまた状況が違うことは確かです。

ハンクは、プロパン販売に専念する厳格な家長。いわゆるビール腹のような?少しお腹の出た体型でジーンズに白いTシャツ。バイブルベルトの中心のテキサス州に住んでいる典型的な良いお父さん。保守的で、愛国心があって、仕事に誇りを持って、家族を愛しています。短気なところもありますが、近所の友人たちにバーベキューを振る舞って、外でビール缶を片手にみんなで談笑。見ていて自分もそこにいるかのような錯覚に陥ることもあります。(そこまで入り込んでいいのか?笑)

一話完結型で、少しずつ子供が成長していく様子がわかったり、見ていて、ああこういう人いますよねえ、と頷きっぱなしの現実的なアニメです。サザエさん、あるいはちびまる子のテキサス版と言ったら良いのかもしれません。各登場人物の説明についてはこ詳しく書かれている他の方のサイトに譲りますが、こちらのリンクにわかりやすく説明されていました。

 

 

 

 

 

食料品の買い出しによく出かけるダラス市内のスーパーマーケット店内。元旦から通常営業しています。当然ながらお正月向けの飾りも商品もありません。この写真は、フルーツコーナーの一部を一年前に撮影したものですが、ちょうどその頃、「食養生」という考え方に出会いました。これは、食べ物によって、病気の予防や健康維持を目指すというものです。この出会い依頼、私たち夫婦はこの考えに沿った食生活をするようになりました。

 

基本は1日2食で、生野菜がメイン。料理好きな私は、根野菜を茹でたり蒸したり、磁性鍋を使ってバターソテーにしたり。ご飯は、牛蒡、ワカメ、ひじき、干し椎茸、キクラゲ、梅干しを細かく刻み、酸化しないココナツオイルと塩そして寒天粉を一緒に炊き込みます。こうすることで、繊維質がご飯と一緒に取れるため血糖値上昇のスピードが緩やかになります。これで野菜中心の食事をしながらお酒を楽しむ。味噌や塩麹など発酵物をうまく使った料理が美味しいです。

 

 

食べ物を消化する腸ですが、元々農耕民族だった日本人は西洋人と比べると長い腸を持っていて、その役割から第二の脳と言われるのだそうです。この腸の内壁に悪影響するグルテン。これもなるべく取らないように心がけています。なので、大好きだったパンやクッキーなど小麦を使った物は辞めました。また、4つ足の動物性タンパク質や、チーズや牛乳、ヨーグルトなどの乳製品、そして糖質制限として白砂糖含有のものを食するのも辞めました。というか、これまでが中毒患者のようにそういったものしか取ってませんでした。

 

さてこの食養生の生活を一年続けてどうなったか?結果として、180あった血圧が薬を一切取らずに正常値に戻り、血糖値そしてコレステロールも改善。体温が0.5度上がって日々の疲れ方も少なく感じるようになりました。また、花粉症も治り、30年無くなっていた嗅覚が復活しました。(涙)さらには、晩酌してお酒が進んでしまった日の翌日になっても全くお酒が残らなくなりました。ここまでいい事づくめだと、以前の無謀な食生活(コンビニ、カップヌードル、菓子パン、駄菓子、ハンバーガー、ホットドッグ、焼肉、ピザ、ケーキ、洋菓子などなど)に戻ることを私の腸が許してくれません。というよりも、野菜食とフルーツでこれまで以上の満足感があるので食べたいとは思わなくなりました。体質が変わってきたようです。

 

この食生活に変えていくためにご指導してくださった方がいます。八丁堀にある鶴見クリニックの理事長をされている鶴見隆史先生です。西洋医学に従事しながらもその限界を知り、様々な代替え医療を追求していくうちに酵素栄養学に出会い、研究を重ねて、断食などを含めた鶴見式免疫治療を確立され、西洋医学から見放された沢山の方々の命を救ってこられた方です。

 

先生についての詳細は、クリニックのウエブサイト、https://www.tsurumiclinic.com/ そしてたくさんのご著書を参照していただけると幸いです。こちらのリンクで先生が2年前に行ったweb講演会が見れます。約1時間と、少々長いですが断然お勧めいたします。

https://youtu.be/18hv-V7jcx0?si=KMfjnRuspHnvWe3V 

 

皆さんにとって2024年が健康的な一年でありますように

あっという間に2023年も12月。

私にとっては今年も相変わらず忙しい一年でした。

 

心を亡くすと書いて忙しいとはこれしかり。普段から仕事以外にプライベートでやりたい事を手元の手帳に忘れないように書き留めておくのですが、今年も実現できずに先延ばしされてしまうものばかりでした。やりたいことリストがいつの間にか数ページになってしまい、これじゃあいかんと思っている次第。

 

そんな中、思いがけず高専時代の同級生と40年ぶりに再会することができました。きっかけは、野球部時代にバッテリーを組んでいた相棒が10年前に脳溢血で倒れて病院暮らしだと判明したことでした。きっと復活してくれることを祈ってます。

 

話題は思い出話から近況まで多岐にわたりましたが、私が半導体メーカー勤務だと知るやいなや、半導体不足だからどんどん生産してくれという話になりました。

 

「おいおいホントに品不足なのかい?ウチは今年の前半終えたところで既に来年は需要が下がるという話だったよ。」

「ああそうだよ。電源系列の部品はおたくの製品使いたいけどちっとも入ってこないんでやりくりするのが大変なんだ。」

と、こんな感じの話になりました。

 

工場勤務の私にとっては最終製品の物流事情までわからないので、もどかしさが残りました。調べると、半導体2024年問題という話もあるようですが、要は供給側の価格設定の主導権を過剰供給によって失いたくないということなのかもしれません。実のところはどうなのか、興味深いところです。

 

さて一方で、不動産業界はいかがでしょうか?日本では、賃貸・分譲物件とともに住居者も高齢化でいろいろと問題も多いと澤さんから伺っています。

 

これに関してはアメリカも同様である筈です。都市の大小に関わらず古い物件の存続に関しては、デベロッパーが価値を見出す立地条件であれば問題ないでしょうが、旧炭鉱地域など過疎化が進むところではやはりゴーストタウン化しているところもあります。コロラドの山並みをドライブしていて、そのような地域を見かけたことがあります。そこに住んでいた住人たちはどのような形でその街を去っていったのでしょうか。低所得の高齢者たちもいたでしょう。逆に人々が出ることなく独立採算で成功している町など、日本が参考にできるケースも必ずあるのではないかと思います。

 

もちろん一概には言えませんが、ひとつ楽観的になれる要素があるとしたら、アメリカでは住んでいる土地に対しての執着が日本人のそれよりも少ない事かもしれません。定年後にフロリダなど暖かいところに移り住む人も多いです。居住地の価格が値下がりしない環境や、増え続ける人口など、経済的にアメリカ人の居住地の流動性を支えている面も日本とは違う点としてあげられるでしょう。

 

日本の人口と言えば、言わずと知れた高齢化・少子化。国土審議会政策部会長期展望委員会のこちらのリンクでは、真剣に今すぐ対応を取らないといけないと思わざるを得ないデータを見ることができます。

https://www.mlit.go.jp/common/000135838.pdf

 

こちらの資料によると、「日本の総人口は、2004年をピークに、今後100年間で100年前(明治時代後半)の水準に戻っていく。この変化は千年単位でみても類を見ない、極めて急激な減少。」とのこと。

 

国の人口分布は、戦争など余程のことがない限り高い確率で未来を予測することができると言われています。即ち、こうなることは30年も前から分かっていた筈です。10年前、通信大学の授業で人口を増やすにはどうしたらよいかと若者たちとディスカッションしましたが、簡単に考えられるような対策すらも殆どやっていないのではないかと思えるような状況です。異次元の対策でやってきたとしても全く効果が出ていないのでは他人任せにしておくことはできません。

 

こちらは以前に撮影したアパートからの風景。

 

これに加えてさらに追い打ちをかけるデータもあります。是非多くの人に知って頂きたいものですが、X(旧ツイッター)では、#超過死亡で検索すると、洗脳装置と呼ばれている日本のテレビでは全く見ることのできない、毎年の死亡者数がわかりやすいトレンドグラフで出てきます。

 

特に2021年以降の死亡数の急激な増加は、将来の日本の人口を考えたときに見逃さずにはいれません。フランスや北欧など、人口を増やすために実施された対策で見事にV字回復した国もある中、そういった事例を参考に地方自治体が手を取り合って、今すぐにでも行動していかないといけない時期に来ていると。

 

茨城県の田舎に実家がある私ですが、久しぶりに同級生と話しをして、こればかりは、私の手帳のやりたいことリストに追加している場合ではないと、今更ながら実感しています。まずはそうした問題意識を持つことだけでも大切だと。。。

 

以下は、アリス・モース・アール(Alice Morse Earle)というアメリカの人が、1902年に著した「Sun Dials and Roses of Yesterday: Garden Delights.」という本の中での言葉だそうです。

 

The clock is running.

Make the most of today.

Time waits for no man.

Yesterday is history.

Tomorrow is a mystery.

Today is a gift.

That’s why it is called the present.

 

時は刻々と動いている。

今日を最大限に生きよ。

時は人を待ってはくれない。

昨日はヒストリー。

明日はミステリー。

今日は、贈り物。

だから、今この瞬間を「プレゼント」と言うのだ。

 

どうぞよいお年を