ずっと想い返してた。
今日は坂口くんの声を、言葉を。
そう。坂口くんは最初からずっとアプローチしてくれていた。シナリオで私を知りたいと言ってくれて、私の作品だから演じたいと、笑顔で話してくれた。
優しくて、かまってくれて、二人きりの予定だったロケハンはデートみたいだってはしゃいでて、時には可愛いとまで言ってくれた。そして応援してくれて。。
たぶん好きでいてくれてる。
なのに私はなぜこんなに彼を動揺させてしまったのか。
最初から他に何もいらないはずだったのに。
私は私がわからない。
なんであの時龍治くんの名前を出したのか。
…今日は後悔してる。
ホントは撮影も身が入らない。
そんな中二人が横たわるシーン。
リカが坂口くんの頬に手を触れる。
でも、実際にカメラを通して、触れているのは、私。
リカは私。
私はリカ。
坂口くんがテツロウを演じる事を決めた時から、
ヒロインはリカにお願いしようと決めてた。
少しでも私と似てるあの子に演じて欲しかった。
こんな事は誰にも言えない。
なのに…龍治くんが、気が付いた。
本当に動揺したのは、
私。
それから、龍治くんが気にかかって…。
あ。また龍治の事考えてる。ホントどうしちゃったんだろ私。
「見捨てないから。」
自信無くした私をずっと見守ってくれる。
こんなに優しい人がすぐそばにいるのに。
いずれ自らの手で壊してしまいそうで。怖い。
怖いよ。
違う話しになってしまった。(★´艸`)
主演 加藤慶祐 (坂口知之 役)
井上正大 (金城龍冶 役)
