落し物を見付けたら… | Studying Abroad

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2014年まで米国アリゾナ州で留学しました。

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日本では、道端で財布などの『落し物』を見付けたら
交番に持って行くのが一般的ですよね。


アメリカで落し物を見付けたら、どうしたら良いか?

交番なんてないし、(※詳しくは最後に書きました↓)
警察署だって近くにないこともあると思います。

今日は、そんな場面に遭遇しました。


ここは犯罪大国だし、SSNなどの個人情報が簡単にコピーされてしまうので
見付けた場合には速やかに届けてあげるのが最善だと思います。



警察に届けるのが一番良いのはもちろんなので

運良く巡回してるパトカーに出会えれば、そこで渡せば済む
...けれども、そんな確立はなかなか低いですよねパトカー



まず、警察署(Police Department)

近くにない場合の対処法として、


【拾った物に個人を特定できる物が入っていて、かつ近くに行ける所があれば】

届け先

チェック「アリ」ドライバーライセンス等のID、住所のわかる物
 →MVDポストオフィス

チェック「アリ」銀行のカード
 
 →その銀行

チェック「アリ」スーパーなど店のカード

 →その
(店のカードに個人情報が登録してある可能性があるから)



車社会のアメリカでは、店のカードも“キータグ”と言うコンパクトなサイズのものが主流で
こーんな風に車の鍵と一緒にジャラジャラと付けてる人も多いですよね (こちらはお借りした画像)
 

と、それぞれに行く方法もあるようです。


銀行以外のクレジットカード
個人を特定できるものだけれど、
そこの会社に行くのは大変だと思うし(電話することはできるかもしれませんが)

以下、続きます。



【これらの施設や店などが近くにない場合】


『郵便ポスト』に入れる
というのも手のようですパー


というか、どうやらここではそれが一般的?なのか…



私は今日バス停の近くで落し物を見付け、

そこで見知らぬおじさんと一緒になったんですが

おじさんが「メールボックス(郵便ポスト)に入れればいい」
と教えてくれました。


初めてのことで、言ってる意味をよく理解出来ませんでしたが考え中

メールボックスに入れておけば
あとは、郵便局の人がどうにかしてくれる


っていうことみたいです。
(ぶっちゃけ人任せですが…)




☆今回拾ったのは、パスケースにバイクと家の鍵が付いた物でした。

パスケースの中には、バスパスと、なんと銀行のカードが入っていたので

これは届けないと!汗

っと思ったんですが、


よりにもよって、拾った場所の近くにはない銀行で。

(ちょうど夏休みの間に帰っちゃう留学生友達の代理の用で探したときに
近くになくて断ったこともあったので、その銀行がないのを知っていました。)


で、困っていたら

おじさんの一言。

「メールボックスへ


メールボックス
って、
英語では各家庭の手紙受けもメールボックスなんですよね。

(アパートでも家でも、だいたいはそこのコミュニティごとに
まとまってメールボックスが設置されていて、個人の鍵で自分の所を開閉する形式)


郵便ポストもメールボックスだけど、

一瞬身近なものを思い浮かべてしまうから、

内心 「銀行のカードで私は人の住所なんてわかんないよ!?」


で考えて、

「あ~この場合は“ポスト”を指してるのね。」

と納得。
(も~紛らわしいDASH!



でも、すぐにポストということはわかったけど、

なんで郵便局の人に渡すの?


その銀行が近くにないのは仕方ないけども、
郵便局の人が持って行ってくれるだろうっていう人任せなのがなんとも...

日本人には考えられない発想ですよね汗



確かに、そのまま放っておくよりは、

ポストに入れておけば
郵便局の人が来るまで誰かに持って行かれることもないだろうけれど。。。

ある意味、安全?



なんか、日本人だったらここで『交番』って思うから、

やっぱり日本って平和なんですよね!

こうしてすぐ行ける所に、あって当然なものって感覚。


なんて思って、

だいぶ無責任な気もしたけど、

車がないのにこの灼熱の中
銀行は近くにないし、今の状況ではそれがベストなのかな~っと

近くの郵便ポストに投函(?)しました。


グロッサリーストアの前にあったので。


これで、ポストオフィスの方にお任せです…。


銀行に連絡さえすれば、すぐに連絡先がわかるので

無事に手元に戻りますように(>_<)



...ちなみに


バスパスは拾った後に、一緒に見ていたおじさんが

「今日の分だー」

と持って行っちゃいました。。。

(バスを待ってたので、これから乗るつもりだったと思われる)


私は日付を勘違いしてたので

「期限切れてるよ」

と言ってた(本気で思ってた)んですが。



肝心の鍵やカードは残ってるので
ちゃんとご本人に戻るといいです。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


ところで、今までアメリカで見たことのなかった

『交番』というもの。

行く必要がなければ意識すらしないものなんですね~苦笑


色々調べてわかったのが、

アメリカには交番はない

ってことでした。
(例外は、ワイキキには「Police Station (Koban)」があるそうです。)


そもそも、交番って日本オリジナルの制度で


日本の交番のように住民密着型の拠点は世界にはあまりないもの

らしいです。


アメリカで

警察署は、『Police Department』


交番は、和訳をすると『Police Box』って辞書には出てくるんだけど...

これは簡単に言って、全く別物でした。


ポリスボックスは、ヨーロッパのもので
ポリステレフォンともいう警察用の電話ボックスで無人




アメリカではCall BoxやEmargency Call(非常電話(緊急通報))がそれに近いものらしく
もはや箱も電話の周りだけで、人が入る場所もないし


高速道路の道際などに設置されてるもの



日本にも非常電話は電話ボックスに付いていますよね。

なんで交番の英訳がポリスボックスなのかも
もはやわからないくらいに違いますねぇ...




ということで、

今回は人の落し物から
色々と学ぶことができました!



いざというとき、私みたいに何も知識ないと困っちゃうと思うので
今回記事にしてみました。

もしも落し物に遭遇した場合は、
それぞれ見付けたものによって臨機応変に対応できるといいですね!


そもそも、そんな親切な人ばかりじゃないから

私が以前、部屋の鍵をなくしたとき
店のカードも一緒に付いていたけれど
結局見付からず

部屋の鍵ごと変えることになってしまったし ←すでに経験者w
(アパートが無料で変えてくれたのは幸いでした☆)

やっぱりなるべく落し物はしないようにした方がいいに決まってるので
自分自身も気を付けたいと思います!!


では、

☆おしまい★