母の闘病備忘録8 | alohaの日々

alohaの日々

なんてことない日常
そんな中でも夢中になれる事を
見つけられた幸せ

mahalo




3人姉妹の末っ子

両親を早く亡くし
親族との繋がりもなく
姉妹で助け合って生きてきた母


そして
1番仲の良かった次女を
今年1月に見送ったばかり



うちは母子2人家族
父方の親族との繋がりはなく
昔から10人にも満たない少ない親族で
寂しく見送る事になるんだろうなって思っていた



ここに住んで20年以上経つだろうか



当初は仕事もしていたが
何かとストレスも多かったようで
仕事を辞めてもいいかと聞いてきた

今考えると
年金を貰えるようになった
タイミングだったのかもしれない



その頃から
地域の方々と交流が出来始めたようで
老人会のイベントで出かけたり
友人とお茶したり



そんな方々に
何も伝える間もなく突然入院となり
心配して下さるお声が届いているのに
本人はお返しする事ができないまま

家族葬だけど
親しくしていただいた方にも
最後に会ってほしいと思い
近所の集会所で葬儀を行う事にした



マンションの掲示板に
案内を出して頂いたこともあるが
準備していた30程度の席が足らなくなる程



喪主なんて初めての体験だけど
伝えたい事が沢山ある時って
緊張しないものなんだね



母親の為に
涙を流してお別れをしてくれる人達が
こんなにも居たんだ



若かりし頃からの友人も
20キロの道のりを
タクシー飛ばして来てくれた



母も嬉しかったんじゃないだろうか



母が地域の方々と交流して
築いてきた関係

残された私がそれを引継ぎ
今度は私が皆さんに返さなければいけない

そう感じた瞬間でもある