コンクリート詰めで海に沈めたり、家族同士で暴力を振るわせたり、これが人間の所業なのかと思う、事件は角田美代子の逮捕によって一つの段落を終えた。
この一連の事件について未だによくわからない点がある。この手口の残虐性にばかり目が行きがちなんだけれど、手口そのものを成立させた背景は何なのかと思う。
他人の家に押し入って住んだり、赤の他人同士で共同生活したり、あるいはその集団で暴君のような振る舞いをしたり、またあるいは他人の家族同士で暴力を振るわせる。
通常では出来ない行動だし異常すら感じる。この異常じみた行動を可能にさせた背景は何なのか？ここがイマイチハッキリわからないのだ。
派手な手口だけれど、通常なら警察に逃げたり、逃亡を図る、あるいは反撃を試みたりするのでは？
警察がアテにならないのだとしたら決死の覚悟で刺し違えてもと、反撃をする人間が居たっておかしくない。
それすらも押さえ込んできた背景は何なのか？単に集団に頼った暴力という解釈では、その集団を構築した背景は何か？と疑問が後から出てくる。
ここらへんがよく分からないんだよね。なぜこんな手口を可能にして、大量の犠牲者を生み出しながらもここまで隠蔽せしめたのか。この背景が未だよくわからないのだ。