これを読んだ人へ。
こんな『感覚』を覚えるのは俺だけかもしれない。それは俺が馬鹿だから、かもしれない。
そんな前置きを踏まえて、まぁ聞いてほしい。
俺はときどき、『自分が生きていない』と感じることがある。金を払えば得られる食事、体力と精神を擦り減らして得るお金、体力と精神を擦り減らして生きる今。
一体、どこから、いつから俺の人生は始まるのだ?
人生が始まってすらいない気がする。スタートラインに立ってすらいないのか?
いや、レースは始まっているのに、俺が『よーい、ドン!』の合図を聞き忘れたのか。
とにもかくにも、俺は生きているという実感が足りていない。血を見れば痛い。痛みを知れば命が分かる。命が分かれば、『生きること』が分かるかもしれない。
命を懸けて何かをする、ということが全然足りていない気がする。命を使っていない。だから生きている感覚がしない。
命を使いたい。命を何倍も希釈して生きる『今』じゃなくて、『今』を濃密に生きてみたい。
…やっぱり俺は馬鹿なのか。