【注意】この記事は、まぎれもなくフィクションです。
アクオス本人には全く関係の無い、ある人物をモデルにして書いています。
モデルとなった人物については、みなさんのご想像にお任せしますが、
本当にただのフィクションなので真に受けないでください。
俺の目の前で女が死んだ。
俺は直接手を下していない。
ただ、薬を渡しただけ。
薬を飲んだら女が死んだ。
最初は、変にハイになってるだけだと思った。
急に泡を吹き出して、痙攣して、しばらくしたら動かなくなった。
なんであいつ死んだんだ?
俺のせいじゃないだろ。
普通に使ってればあんな薬で死ぬわけないじゃん。
俺のせいじゃない。俺のせいじゃない。
あいつが勝手に死んだんだ。
検察の奴が口を開く。
「被告には、反省の余地も酌量の余地も無い!
求刑、懲役6年!」
・・・は?何言ってんだ?
6年?ありえねぇ。
執行猶予てやつ、つくんだっけ?
なぁ弁護士センセイ、なんとか言ってくれよ。なぁオイ!!
6年・・・?まるでわけがわからねぇ。
6年も刑務所に行けってのか?
刑務所?じょーだんだろ?この俺が?
去年まで、人気モノだった俺が、刑務所?
あのミュージシャンだって、あの女優だって、執行猶予つきだろ?
なんで俺だけ?
6年って?誰か面会に来てくれるのか?
妻は?息子は?
・・・そういや妻にも見捨てられた。
息子は・・・会ってくれるのか?
俺は、世間にも認められた有名人だぞ!!
俺が、刑務所?ジョーダン言うな!!
これは・・・現実じゃない。
そうか、俺はまだ、きっと薬を飲んでるんだ。
そう・・・これは、まだ薬が効いてるから。
それだけ。薬が切れればまたいつもどおり・・・。