これは設計ミス@GLITTER&GLAMOURS2.5次元の誘惑リリエル | 瞳リン・台無し研究所~鯛兄堂ブログ~

これは設計ミス@GLITTER&GLAMOURS2.5次元の誘惑リリエル

GLITTER&GLAMOURS2.5次元の誘惑リリエルです

3Dスキャンを使った新製法?で作られたらしいフィギュアとのことですが

 

まあ、衣装がスキャンなのは、リアルっぽいシワがあるんで見て分かるんですが

 

 

体や顔は手造りなのか、CGなのか、スキャンなのかは、ちょっとわかりません

 

 

相当これに力を入れたいのか、背面にも手抜き無くシャドウが入っていてコストカットはあまりされてない

 

 

ということで、スタイル、ポージングもいいし、顔もアニメそっくりに似ているという出来のいいフィギュア・・・と、言いたいところだが

 

しかし!!

 

残念ながらこのフィギュアは非常に重大な設計ミスをしていますね

 

このミスは、不良品とまでは言えないから始末に悪い

 

それはなにかといいますと、持ってる方なら気づいてる方も多いと思いますが、口の周りが青くないですか?

 

何?髭剃り跡?と、思われました?

 

このフィギュア、プライズでは比較的珍しい部類だと思いますが、口の中に見える舌が別パーツで裏から嵌め込んでるんですよ

 

しかし、嵌め込んでる部分の顔の肉が薄すぎるため、裏の色とかが透けてしまって青く見えてるわけ

 

※顔パーツ外して裏から光りを当てると透け具合がこんな

 口の周りがヤバいほど薄いのが分かる

これでは薄すぎて裏の色とかが透けてしまう可能性大、微妙な厚みの差でほぼ問題ない個体があったとしても運が良かっただけということになる
 

ということで、こういった分割構造にする場合、これはかなり問題のある設計ミスだと思います


直す方法は簡単と言えば簡単なんですが、頭部パーツ一式を一回バラして、口の裏に濃い赤の塗装が接着剤で顔側と口側に着いちゃってるので、それを丁寧に削り取り、口の中(舌)以外に塗装が無い状態にする

 

さらに口の皮の薄い部分には顔の色に合わせ白とフレッシュを混色した肌色を裏側に厚めに塗って透けないようにしてから、再度組み立てる(下例では顔色に合わせた肌色を塗っているが、蛍光オレンジを混ぜるとより青みを消せるのでそれもありかも)

これで解決しますが、顔パーツのバラシがたいへんなんで、一般の方には難しいかも

 

↓ここまでは最低限バラさないといけない

 

この他、前髪や衣装にもやたら肉の薄い部分があるので、自慢?の2.5次元製法に煮詰め切れてない部分があるのかもしれません(しかし、顔はその製法と直接は関係ないと思うし、フィギュアの肝としてミスしちゃいけない部分なんで、言い訳は出来ませんね)

 

その点以外では、とくに悪いところも無く、むしろB社製ではオミットされてることが多い、シャドウやグラデーションがきちんと入っていたり、自慢?の衣装は確かにリアルなシワが表現されていて、つるっとしたビニル系生地を表現しているのか、いい感じの艶があり、この作品・フィギュア自体への強いやる気(テコ入れとも言う)が感じられるのですが、残念ながらそれもこの青髭では台無しですね

 

 

ということで、問い合わせた方が非対応で返却された動画を載せてるようです

このことからもわかるように、この不具合は分かったところで解決できないし、フィギュアとしての体裁は出来ているので、メーカーさんばっくれるしかなかったということになりますね(上記したとおり設計ミスで仕様になってしまっているので、交換のための大丈夫な個体もほぼ無いと思われ、もしひとつでも不具合認定してしまうと、ほぼ全回収>顔は型から直して交換しなきゃならない可能性すらあるということで無理=ばっくれ)

 

これはやらかしましたね。

 

※写真は全て修正後

そもそも成形色に若干の青味が含まれているようで、隙あらば肌が青く見える仕様笑(写真に撮ると透けてるわけじゃない腹の影などもやや青っぽく見える)