ド素人? | 瞳リン・台無し研究所~鯛兄堂ブログ~

ド素人?

昨日テレビを見ていたら、某番組で

ソーラーパネルを屋根に設置したら、手抜き工事をされたというおじさんが

訳知り顔で説明していたが

それを見て、あれ?と思った


垂木にネジ止めするのが正しい設置法とのことで、事前に心配したおじさんは

別料金を渡し、最高の工事をお願いしたのにこの有様と言って、説明を始めた


屋根裏から見ると、張板の裏に長さ30センチ程度の角材を当て木して、そこにネジ止めしている

角材は、十数か所という感じで、かなり多く、垂木には一切ネジ止めしていないように見える

おじさんは、間違った工事法で屋根を穴だらけにされたと、感じているようだったが・・・


これは、果たして間違った工事法なのだろうか?


自分の見るに、これは、非常に良心的というか、マニュアルの設置法よりワンランク上の工法のような気がしたのだが

まず、垂木に直接木ネジ止めする場合の弊害として

いずれにせよ屋根に穴を開けることは避けられないのだから、どんなにうまくやっても、いつかは雨漏りの可能性が生じる

雨漏りが生じた場合、長い垂木を伝うため、場所が特定しづらい上に、放置され木が腐ると屋根自体の構造に関わる部位にダメージが出るため、修繕工事もたいへん大掛かりになる可能性がある

しかし、張板を当て木でサンドイッチする工法の場合、もし雨漏りが生じても、当て木が短いため、一目でその場所が特定できる

しかも、屋根自体の構造に関わる部分でないため、そこが多少腐っても、完全に修繕する必要が無く、修繕工事も簡単である

垂木ネジに比べ弱いのでは?という、心配があるが、張板が極薄という場合でもなければ、当て木でサンドイッチしていて、数も多いので、まず問題は無いだろう


業者がいい加減でない証拠に、当て木が、ちょうど垂木と垂木の中央にきれいに設置されていることが確認できた

このうちの場合、簡単に入れる屋根裏から垂木が丸見えなので、これで垂木の位置がわからなかったわけがない(当て木しているのだから、当然天井裏に業者は入って作業している)

この場合、当て木などをするより、垂木の直接のほうが、よっぽど簡単である(1人で作業できて簡単)


本当に手抜きなら、当て木などしないで張板、垂木かまわず、てきとうな位置に木ネジの先がバラバラと露出しているような形態になるのが考えられるが

正確な位置に整然と当て木され、ネジ先の露出など一個もないのだから、こんな丁寧な手抜き工事などありえんだろう

この場合、屋根の上と天井裏に各1人、呼吸の合った作業者が必要、もしくは、事前に当て木を屋根裏に接着し、その位置に正確に木ネジを打つ難しい工事になる(電気屋がメーカー講習を受けただけで、できる工事ではない)


もちろん、現状雨漏りなどしていない

たぶん、おじさんが雨漏りを非常に心配していることと、わざわざ別料金を払ったことで、工事屋は自分の経験から考えたマニュアル以上の丁寧な工事をしたのではないかと思う(まあ、上司やメーカーに言うと後でトラブルになることがあるからこういうことを勝手にするなと言われたりするんだが・・)

それが、結果的にはマニュアル外の工法になるため、変な調べ方をしたおじさんに全く伝わらず、ステレオタイプ上司からすると、いわんこっちゃないと危惧どおりにトラブった典型例なのではないかと自分は思った

まあ、説明ベタな業者にも問題があるが

訳知り顔のおっさんに逆にむかつく結果になるので、テレビ局も言い分が本当に妥当かどうか裏を取るくらいのことはしてから放送するべきだと思ったね。