冷却ジェルマット | 瞳リン・台無し研究所~鯛兄堂ブログ~

冷却ジェルマット

やはりというか、やっとというか冷却ジェルマットが問題になっている。

ちょっと勉強した人なら、エネルギー保存の法則から、この品の矛盾はすぐわかるはずなんだが・・・。

かくいううちでも、2年前奥さんが近所のホームセンターに一人で行ってこれを見つけ、8000円もするのに即効1枚衝動買いし、気づいた自分が止めなければ自転車で2往復し、家族3人分買ってしまうところであった(重いから1回に1枚しか持って帰れないのが幸いした)。

たしかに、初日ホームセンターのキンキンの冷房で冷やされたそれは、3時間くらい冷たかった。

でも、それが最後、冷房をつけてないうちでは、夏場これが冷たいと感じるほど冷えることは無く、寝ると30分と持たず生暖かくなり、通気性が無いから蒸れてこもった熱気で、気持ち悪ーい寝汗をかかされる始末。

即時返品も考えたが、相談無く暴走した妻の見せしめということで、今でもうちに転がってる(その後も奥さんは無相談の高額買い物を時々し、つど失敗を繰り返してるという、なかなか教訓が活かされない残念な状況である)。

エネルギー保存の法則:
熱エネルギーは自然消滅しない=体温などで温められたジェルの熱を消費するには、冷房などの外的なエネルギー(もしくはマイナスの仕事)が必要で、何の運動もしてないジェルが自然に室温以下に冷えたりしない=夏場必要な時は、たいてい生ぬるく、体温であったまったら逆に暑くて役に立たないということ。

しかもジェル自体、冷たさをキープできるということは、逆に熱もキープできるということで、基本的に温まりにくく冷めにくいという性質(熱伝導率が低い?もしくは比熱が大きい)を持っているようだ。

逆に、金属のような熱伝導率の高い物質なら(実際の温度は気温と同じでも)、触れた場所の体感温度は低く感じる(どんどん熱が移動するので)ということもあるが、この物質の場合、むしろ比熱の大きさで[体温>気温]の差分、ゆっくりと熱を奪っていくので冷感がある程度は持続する構造だろうが、そもそもこの差が無ければ話にならない。


したがって、もし、このマットが効果を発揮するうちが本当に存在するとすれば:寝る寸前まで冷房を強めにつけている>寝る時冷房を止めキンキンに冷えたマットで寝る>3時間後気温が寒いくらいに涼しくなっていてそのまま朝まで安眠できる

こういう、めぐまれた環境の人だけが効果を得られる。
うちのような、夏場、家の中にこのマットから熱を奪えるような冷えた場所(でかいから冷蔵庫の中には当然入らないぞ)が一ヶ所も無いようなうちでは、全くもって何の役にもたたんこと請け合いである。
気持ちよく寝れるのは、気温が下がり始めた秋口からで、わざわざそんなの使わなくても充分寝れる季節になってからだ。

残念ながらちとおバカキャラ傾向のキツめなうちの奥さんがこの矛盾を知らなかったことはともかく、テレビショッピングとかで、この品が堂々と宣伝されるのを見ると、そういうのチェックする立場の人たちに意外なほど(大卒だろ?)勉強が何にも身になっていないことに驚く。

自分は、経歴的には彼らより当然に低学歴な部類だが、それでもこれくらいはわかる。
勉強は大事だし、活かしてこそだと思うゐ。

「冷却ジェルマット」という単語を使ったんで、自動的に↓にバカ広告のリンクが入った。笑える。