新休日論
年を取ると、誰しも時の経つのが早いなどと言うようになるものである。
実際、小学生の頃を思い出してみると、大したことはないのだが、非常にいろいろやったような思い出があり、これが、ほんの6年間のうちに自分に起こったこととは信じられない。
また、小学生の頃まで戻らなくても、20代の頃を振り返ると、これまた、意外にいろいろやっていて、自分がやったことではないような感じである。
しかし、ここ5年ほどのことは、思い出で考えると、まさに自分のことであり、あっけなく経過した感じがありありである。
子供の頃に比べ、なんでこんなに時間の経過が早く感じるか、唐突に考え付いたのだが、これはもしかして、週休二日制になったことが一因になってるのではないだろうか。
昔は、週のうち6日間も、会社なり学校なりに行っていた。
今思うと良くそんなに行ってたなという感じだが、これが週休2日となると、
月、火は、まあ、週が始まったばかりということで、まだそれほど仕事も手につかないという感じで、これからやることの準備とか段取り作りで、あっけなく過ぎてしまう。
水曜日になると、やっとヨシという感じになって実際に動き始めるわけだが、そこで気がつくともう木曜日になっている。
金曜日は目前だ。
考えてみると、休みの前日(の夜)というのは、週の中でもっともリラックスしたり、楽しい予定を考えたりできる日である。
その気分は、実際の休日より上である。
すなわち、休みの前日は、既に休みなのである。
もちろん、仕事が終わるまでは、まったく休みではなく、休日前でむしろ忙しいのだが、気分の上では金曜日は既に休みといって過言ではないだろう。
ということで、今や金曜日は週のうちで最も楽しい日になっているのかもしれない。
皆さんは、これを30年以上も前に予言していたドラマがあることをご存知だろうか?
それは、かの実写特撮ドラマ「レインボーマン」である。
月~日までの7種類の化身のうち、黄金の化身(=金曜)が強そうでかっこいいという理由で、当時の子供たちの一番人気だった。
メインのレインボーマン(太陽の化身=日曜)よりも人気があったくらいである。
これは、奇しくも今の時代を予言していたといっても過言ではないだろう。
というのは置いといて、
土曜が休み本番。
日曜は、昔は休み本番だったかも知れんが、今はどっちかというと来る月曜日のために体を休めとく日という感じだ。
この衰退?は、意外に人気の無かった太陽の化身の姿、そのままで・・・(<それはもういいって)
ちなみに自分の場合は、月曜日に納品のことが結構多いので、休み気分をほんのり残しつつ、追い込み仕事をしなければならない日であることが多いが。
そんな感じで、(感覚の上で)意外にあっけなく次の休みが来てしまい、それが週のサイクルを早めているのではないかと。
自分は、通勤していないので直接は関係ないかもしれないが、世間がそのサイクルで動いているため、やはり同じような体感になってしまっている。
体感速度だけを考えれば、週休1日制のほうが、長く感じる人生を過ごせるかもしれない。
しかし、それはもう無理だし、休日を減らすのは人道的でないし、肉体への負担も大きい。
それならいっそのこと、逆転させて週休6日制なら、人生が素晴らしく長く感じるかもしれんね(笑)。
それから、思い出の体感速度が、年を追うごとに短くなるのは、これは現実に波乱万丈度が下がったり、新鮮な体験が減り同じようなことの繰り返しになるので、思い出に残るようなことが無くなってるだけだから、どうしようもないかも。
まあ、せっかくだから、できるだけドラマチックに過ごして思い出を残せば、長く感じる人生になってるかもしれない。
うかうかしてて、あっという間だったらもったいないからね。