その姿、まさに鬼神のごとく
刃文がくっきりしすぎてるので、誰でもわかると思うが、これは模擬刀(亜鉛合金製の切れない刀)です、念のため。
注:写真は反転してるので目貫位置が逆になってます。
子連れ狼で有名になった胴太貫という架空のスーパー刀のモデルになった、同田貫という肥後の実戦刀を模したものだが、その特徴を胴太貫ばりに誇張?してるので、重ね(刃の厚さ)が1センチ近くあるすごい代物。
身幅(刃の幅)も元で3.4センチはまあまあだが、先で2.8センチもあるのはすごい(平均的な体裁=重ね7.5ミリ、元幅3.1センチ、先幅2.2センチくらい)。
写真で、普通の刀とは違うこのごつさと迫力が伝わるかな?
この刀身は、元々特注品らしく中心(なかごと読む)まで本身のように黒染めされていて、2重刃文ではないがちゃんと横手スジがあるので安物ではない。
これを単品で手に入れ、鍔、柄もバラで手に入れて加工して組み合わせた。
柄は自作もできたのだが、大型で鉄製の縁頭を入手するのが難しかったので、現代の居合刀用の柄を丸ごと手に入れたほうが簡単だったので、そうした。
ただ、柄の穴のサイズが当然小さいので、巻きを全部ほどいてから木を割って、穴を削り広げた。
その際、付いてた目貫がださかったので、前から持ってた古い現代物の銅の龍の目貫を一度磨いてから、東急ハンズで買った、ザ・シルヴァー・ソリューションという塗って磨くだけで純銀メッキになる不思議な液でメッキ仕上げにして装着。
仕上がりは本物のメッキに比べ、膜が薄いので、年月を経たメッキの感が出てむしろいい感じ。
太刀用のハンパ物である真鍮の鍔は、元は黒漆仕上げだったが、あまりにも状態が酷く、いつのまにかカビも発生していたので、一度落とし、こっちもシルヴァーでやってみたが、面積が広いこともあり、銅の目貫に比べると仕上がりはイマイチ。
どうもこの液、銅のほうが相性がいいようだ。
でも、洋銀といった感じの色にはなったので、これはこれでアリという感じである。
液の値段は、3700円と高いが、銅製品を手軽に銀製に見せることができるというのは適材適所で重宝するかもしれない。
本物のメッキほどの強度はなさそうだが、銅の小さいものに施した限り見た目は銀製にちゃんと見える。
安く組上げるつもりだったが、この時点で、普通に同田貫として売られてる完品を買っても大して変わらない額になってしまった。
まあ、この刀身はかなりの上級品なので、廉価の同田貫より物はいいはずだが。
ここまで組みあがったんで、早速振ってみると、さすが1センチ刀、ライトセーバーばりの風切り音がする。
思ったよりは重くなく、片手でもギリ扱えそうだ。
もちろん、竹光やアルミ刀による時代劇の流麗すぎるさばきはできないが、腹にひびく風切り音には、しびれた。
作って良かったという感じだ。
でも、まだ鞘がないんだよね。
完全な抜き身。
椿三十郎の劇中で出てくる有名なセリフ「本当にいい刀は鞘に入ってるものですよ」からすると、ちと悲しい姿である。
昨日やっと材料が揃ったので、この程度の作業半日もかからん、と思ってはじめたら、結構時間を食ってしまった。
やべっ、今日のノルマまだこなしてないよ・・・。
鞘は完全自作予定なので、WF後に暇が出来たら作るつもり。
