実包で?
ネタバレありなので、ルパン3世DEADorARIVE未見の方は以下読まないでね。
今日やってる映画のルパンを見てたら、とある場面で岩にひっかけた実包の雷管にナイフを投げつけて発火させ、敵の眉間を打ち抜くという演出があった。
ここで疑問。
これは、不可能ではないだろうか?
雷管にナイフを投げて発火、これはできないこともないだろう。
で、発射もする。
そこまでは良い。
しかし、銃身が無いということは、燃焼ガスは弾が薬莢から抜け出た瞬間に四散するため、圧力がかかるのは薬莢の中に弾がまだある一瞬の間だけである。
ご存じない方も多いと思うので書くが、鉄砲の原理というのは、火薬の爆発力で弾を飛ばすのではなく、爆発時に発生する燃焼ガスの圧力で弾を飛ばす、ある意味火薬を使った空気銃のようなものである。
従って、効果的に弾に圧力を与えるためには、ガスをすぐには逃さない筒が必要で、それが銃身である。
だから、銃身のあるなしで、弾の威力は大きく変わるはずで、火薬の爆発力だけでは、離れたところから頭蓋骨を貫通するほどの威力が出るかは疑問が生じたわけだ。
もちろん火薬の爆発力も実包の種類によってピンキリだが、今回は、9ミリパラベラム(ワルサーP38の弾で、現代の自動拳銃の主流になってる標準的な弾だが、まあライフル弾なんかに比べれば全く威力のない感じの弾)では、確かにそこそこの怪我はするだろうがかなりの強度を持つ頭蓋骨はこの方法では抜けないような気がする・・・。
ちなみに手榴弾も、火薬の爆発で敵を吹き飛ばす武器ではなく、やはり爆発で生じたガスなどが硬い殻を吹き飛ばすほど大きな圧力になるまで溜められ、殻が割れた瞬間に殻の破片や中に入れられている鉄片などを吹き飛ばしてばら撒き、周囲に大きなダメージを与える原理だったと思う。
そのため、ある程度の圧力になるまで壊れない殻を持ってるのである(それで威力を高めている)。
殻が銃身の役目をしているわけである。しかし、銃身があるわけではないので単体の実包に似ているともいえる。
だとすると、実包の場合、硬い殻に相当するものは何かないだろうか?
もしあるとすれば、薬莢の口が堅く締められていて弾が抜けにくくなっていれば手榴弾の原理でかなりの威力を持たせられる可能性があるにはある。
ただ現実には多少かしめてある程度だろうから、そんなに溜め効果はないかもしれない。
やっぱり無理かもね。
でも、じゃあ銃弾の前に身を呈して実験証明できるでしょ?と言われたら、それは無理と言う程度の話でしかないが。
今度復活トリビアとかで、実包のみで発射された弾丸の威力はどれほど、という実験を海外ロケでやってくんないかな?という感じである。
PS
後で気が付いたが、回転式拳銃は、発射時、弾倉と銃身の間の隙間からかなりのガスが漏れているにもかかわらず、結構威力があるのだから、弾だけでも結構威力があるかもしれない>可能と言うことか?