先週末は
猟銃の事故や事件が相次いだらしいが、その手の報道で、よく思うことがあるので、ここに書くことにする。
その前にまず被害者のかたや事故にあわれたかたのご冥福を祈ることにする。
で、まず目黒の事故で、ライフル銃という報道が多いようだが、クレー射撃用とのことなので、これは散弾銃であろうと思う(発表が詳細でなく報道機関ごとに微妙に異なるので確実ではないが)。
たぶん、スラッグ弾(散弾銃用のばらけない単体の弾)のためにライフリングのあるタイプの散弾銃だったのだと思うが、これはライフル銃とは言わない。
ということで、事故をこしたのは、散弾銃で、スラッグ弾が装填してあったのではないだろうか(ものにもよるがライフル銃より、散弾銃の装填は簡単で子供でも出来るから注意が必要である)。
ちなみに本当のライフル銃の所持許可はハードルが高く、許可を得ている人は少ないはずである。
と、書いたが、その後の報道で、やはりライフル銃であることがわかった。
クレー射撃という情報が間違いのようである。
ライフルを含め12丁も所持していて、弾を込めたまま手入れをしていたというのが本当なら、ありえないことで驚きである(ボルトアクションライフルを子供が装填したとは考えにくいため)。
次に、銃で事故が起こると必ず、暴発という言葉を報道は使うが、こういううやむやな感じの言葉はできれば使って欲しくない。
暴発というのは銃自体の欠陥・故障により、何もせず、もしくは発射に関係した操作を行ってないにもかかわらず弾が発射されたという状態である。
しかし、それは残念ながら、年間に起こる銃の事故すべてのうちでかぎりなくゼロに近い数字であろう。
危険なものに安全性などないだろうと世間は誤解しているかもしれんが、危険だからこそ、引き金に触れるという行為以外では、けして誤動作しないよう、機械はちゃんと進化しているのである。
ようするに現代の車の事故のうち、車が運転者の過失ではなく、まったくの欠陥故障による暴走という事故がまずないのと同じである。車なら、事故を起こした時、車が勝手に動いて暴走したんですと、運転者が言ってもほとんど取り合ってもらえないだろう。
しかし、不思議なことに銃の場合、簡単に暴発で済んでしまうのだからおかしな話である。
ということで、危険物とされるものに対し、物言わぬ物体のせいにしがちだが、実際は人間の意志、行為、過失がなければ危険物は危険物足り得ないわけであるから、そういう世間ぐるみで責任転嫁してしまっている感じが、事故を生む土壌にもなりかねないことを危惧する。
そういう意味においても、この手の悲惨なことを回避するために、まず言葉のおかしさから正して行くというのもありではないだろうか。
ただ、あえて暴発という言葉を使うのが、配慮ということなら話は別だし、やはり銃は危険だから、所持ゼロにしようという壮大な計画の一歩としての発言なら、そういう作戦もあるか・・と言うしかないが。
※自分は銃にはさほど興味はないので猟銃等の所持はしてませんが、以前調べたことがあって、この手のことにちょっと詳しかったので書きました。