ちょっと前のネット記事で
自殺をするのに靴を脱ぐ理由・・というのがありましたが、自分はこう思うけど、それが人々の意見のとして掲載してる中に無いみたいからおくればせながら書くことにする。
これはそもそも、置いた遺書が飛ばないための重し、の意味だったんじゃないですかね。
飛び降りは当然高いところからするわけで、風が強い。
で、遺書を置いといても風で飛んでしまう可能性がある。
近くにちょうどいい石とかあればいいけど、なければ、重しになるものは靴ぐらいしかない、そういうこと。
まあ、靴のようなものがあれば、遺書だけ置くより目印になって発見してもらい易いし。
それが現実だったのか、テレビや映画上のアイデアだったのかわからないけど、そのうち靴を脱ぐという行為だけが形骸化し、遺書は無いけど靴を脱ぐと言う形に変わり、そういうものが放送されるようになる。
それが現在では多くの人々の意識下に刷り込まれていると考えられる。
自殺などといった普段とは違う特別な状況では、こういう意識の底にあるものが意識せず出てくることがあると思うので、それが靴を脱ぐという行動に出る理由ではないだろうか?
ただし、テレビなどのなかった昔も自殺時の靴脱ぎはあったと思われることについては、その当時高い建物がなかったので飛び降りはほとんどなかったはず。
崖とかに行くにも、当時は交通手段がないため、やはりほとんどの人は飛び降り自殺は出来る環境にいなかっただろう。
ということで、この場合は自刃、首吊り(これらでは靴は脱がないもしくは室内なのではじめから履いてない)を除けば入水自殺が圧倒的に多かったのではないだろうか。
入水の場合、底が泥だと靴(草履)がはまっちゃって前進できないから深いとこに行くには草履が邪魔なので水に入る前に脱ぐ。もしくは、水底に静かに沈んでる遺体のそばに草履だけが脱げてプカプカ浮いてるといった構図がなんとなく間抜けで、せっかくの耽美的?シチュエーションが台無しなので脱ぐ。
といった理由かな。
ちなみに、この話題が出るきっかけになった池袋パルコの女性自殺では、巻き添え食った人も結局死んでしまったそうで、せめてご冥福を祈るぐらいしか出来ません。
実は、うちの子が当日、高田馬場駅で大声で叫びまくっていた異常行動の若い女性を見ていて、子の話によると、駅員すら引いていたそう。年齢層も合っているし、もしかしたらこの人が自殺した女性本人かもしれません(もしこの人だとしても、その時点では誰もそんなことをするとはわかってないので仕方ないですが、この時点で何とかできてればと考えると残念です)。
以上です。