ぼちぼち今クールのドラマも最終回を迎え出しているが、先日早々に終わったのがこのドラマだ。
当初は11回を予定していたところ9回で終わったあたり多分打ち切りなんだろう。
でも、正直、初回を見た時にその予感はあったのであまり意外ではなかった。

「東京」を舞台に、最近のニュースをどこか思わせる風刺の聞いた事件の数々を女性進出というこれまたタイムリーな軸に乗せて・・・と非常に興味深いイントロダクション。
主演は女性からの好感度が高く芝居も上手い水川あさみ。
脇を固めるのは演技派のキムラ緑子に生瀬勝久。
これだけおもしろい要素が盛ってあるにも関わらず、このドラマ本当におもしろくない。
やっぱり脚本の問題だろうか。
それぞれのキャラクターはブレまくりだわ、事件解決に何の説得力もないわ。(苦笑)
近年稀に見るひどい刑事モノだったかも。

そもそも水川あさみの役作りが全然魅力的じゃない。
初回はまだマシだった。でも仕事に目覚めるにつれて女らしさが無くなり、最後にはもうどこ目指してるのかよくわからない女になってた気がする。
生瀬勝久もそうだ。
この人にこんな中途半端な二枚目キャラを演じさせたのは誰だよ?
水川あさみと生瀬勝久をコンビに仕立てあげようとしすぎて、かえってチグハグ感が否めないのである。
そこに来て、極めつけはやっぱりキムラ緑子の存在。
出演シーン多過ぎでしょ、どう考えても。
キムラ緑子は名脇役として光るのであって、ストーリーテラーになってはいけないでしょ。
このドラマ、つまりは誰目線で物語が進行してるのよ、って話。

8月5日に放送された第4話で、ありもしないウィルスをあるように偽装して云々というストーリーが展開された際に流れたニュースを覚えているだろうか。
決してあのタイミングで放送してはいけなかった内容。
確かに編成を変えるには間に合わなかったのだろうと思う。
でも、あまりに不謹慎すぎた。
私はその時にこのドラマはもうダメだと思った。

最近のドラマや映画ではほとんどがマンガや小説といった原作があり、ドラマのオリジナル作品がないことは残念だと思ってはいた。
が、このドラマを見て感じたのは、こういう中途半端なドラマに仕上がるくらいなら原作ありきの方がまだいくらか救われる、ということ。
キャラクター設定もストーリー展開もブレブレだと思ったら、どうやらこのドラマは複数の脚本家の共同執筆らしい。うん、何だかちょっと納得。

「女性」をテーマにしたドラマなら、もう少し女性目線の説得力もほしかったかな。
結局のところ、事件解決のキーは常に生瀬勝久だったしね・・・。