本草学4 【各論】瀉下薬  | 小さな薬局の学習帳

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こんにちは。


本草学の続き。今日は瀉下薬。これは種類があまりないのでそんなに大変じゃない。むしろ次の清熱薬のほうが沢山あって大変!!


・ 瀉下薬

 排便を促進する薬剤。瀉下薬には「攻下薬」と「潤下薬」の2種類がある。

 瀉下薬は薬性が強いので、妊婦、虚弱な人には注意。


(1) 攻下薬

 実証に対して使う


・ 大黄

【性味】苦・寒

【帰経】脾・胃・大腸・肝

【効能】

  1 瀉熱通便

  2 涼血解毒

  3 活血化瘀


・ 芒硝

【性味】鹹苦・寒

【帰経】胃・大腸・三焦

【効能】

  1 清熱通便

  2 潤燥軟堅


※ 要はMgSO4のこと。


・ 番瀉葉

【性味】甘苦・寒

【帰経】大腸

【効能】

  1 瀉熱通便導滞


※ 要はセンナのこと。


(2) 潤下薬

 腸燥便秘に対して使用する。


・ 麻子仁

【性味】甘・平

【帰経】脾・胃・大腸

【効能】

  1 潤燥通便


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【ポイント】

1 攻下薬は、基本性質は瀉熱通便で、大黄だけが「涼血」「活血」の作用をもつ。つまり血熱と瘀血にも適応可能

2 攻下薬は、性味が苦・寒なので脾胃を傷めやすいので、脾胃がよわっている人には向かない。