波を撃つように
意味のないことばかり
巡らせるだけでほら、また
灰が静かに落ちてしまう
規則的な揺れと少しのノイズと
運ばれてゆく人たちを見送るの
何処へ行く?甘い夢が視たいな 今夜
喉に流した甘くて温かい飲み物は
あたしにきっと染み入るだろう
そしたらきっと思い出すのだろう
さみしかったことも
悲しかったことも
忘れたかったことも、
忘れられなかったことも
風が捲るページが何故か
いつも同じように
足の止まる場所にほら
こうして気づいてしまうとき
変わらない軌道と緩やかなカーブと
凛と灯る明かりを見上げるの
何を想う?やさしいものが欲しいな 少し
耳に流した強くて優しいメロディは
あたしに弛く響いているから
だからそっと思い出してるのだろう
恋しかったことも
許せなかったことも
言いたかったことを
言えずにいたことも
喉に流した甘くて温かな飲み物は
あたしに弛く染み入るだろう
そしたらきっと思い出すのだろう
さみしかったことも
かなしかったことも
忘れたかったことを
忘れられなかったことも
そしてまたひとつを
余白を作れるのなら。
