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tiny-heaven

背骨を真っ直ぐに打ち直したら

肋骨を帆にして

リズムを持った心を紡ごう


脚を鳴らして
胸を震わせて。



いちばん染みついてしまうのはいつも、

匂いじゃなくて
温度でもなくて。

声でもなければ
嗜好でもない。


その口癖だと、今さら
同じ響きを呟いて改めて気付かされる。



随分と、ちゃんと上手になってきた色んなことが
その響きひとつで、ほんの少しの眩暈を憶える。

ささやかな耳鳴りのような
勝手に呼応したこだまの後で
ふ、っとこぼれた笑みは

もう執拗に願うこともない証くらいにはなってくれるんだろうか。



 嘘を嘘だとも明かさない。
それが何より重たく肩を圧した。

鈍くなっていく感度こそ
この身体の、何処にも在りはしないのに。


上手に立ち回れる事柄が増えるたび
がらんどうになったものを視る。

上手に出来ることは
何にもならないんだろうなって
馬鹿みたいなことを浮かべてはぱくぱく食べる。


もう、触れたくないものは
そこにもちゃんと在るんだろうけれど
きっとそれは
此処に居るものとは違うんだろう。



ひっくり返したのは宝箱で
そこらじゅうに散らばったものを
拾い集めることもできずにただただ見つめている。

慣れることに怯えるよ。

今もずっと
とんでもなく無様な想いばかりに。



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