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抱きしめる毎に
締めつけられる胸は
飽く事も無く
何度も何度も 恋しく鳴く。
眠りつく胸のその香りが
どうかわたしだけに香るものであればいいのに、と
その胸で眠る度に唱えてみる。
身が焦げるような激情じゃない。
ゆっくりと、呼吸(いき)を紡ぐようなスピードで
少しずつ だけど確実に、
きみの灯火に焼かれていくこの胸の熱さに
気付く度にまた鳴く胸を
どうかきみはまだ、知り得ませんように。
見送られる玄関先でくちづけを交わしたまま
このまま時間が止まってしまえばいいのに、なんて
未だ子供地味た想いさえ廻らせてしまうわたしを
きっときみは笑うだろうから。
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