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tiny-heaven

背骨を真っ直ぐに打ち直したら

肋骨を帆にして

リズムを持った心を紡ごう


脚を鳴らして
胸を震わせて。




ノイズの向こう側の景色を、知る由もない。




突然に起こることは
必ずしも望む形ではなくて

けれどもそれも、ひとつの結果であって
紛れもない現実なことをぼんやり想う。




傘に隠れて切るシャッター。



水滴の向こうに灯る街灯や、
通り抜けてゆくヘッドライト

点滅する信号機の鮮やかな色彩


どれも、少しぼやけてくれたほうが
雨に濡れた景色にはよく馴染んだ。


染みついた情けない習慣も
しみったれたひとりよがりも
こんな雨なんかで流れてくれる訳じゃないけれど

それでもなんとなく歩くには、充分な涼やかさがしんみりと漂っていた気がした。





いつかのように、
話ができたらいいのに

そう思っていた。


それだけだった。









濡れたアスファルトに反射する灯りは
いつもの月明りよりも、やさしい気がした。


鈍ってゆく感覚も
居なくなってくれない感情も

もっとクリアに私を導いてくれたらいいのに。





手探りで、ひとつずつ拾い集めるように
そうして歩いていくのは、



拾い集めているのか
想いを掘り起こしていくことなのか

、たまにわからなくなる。





いっそのこと、
とんだ絶望さえ教えてくれたらいいのに。




救いようも無いくらい。




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