身長143cmの小さめ母、Tinyです。

 

じんは特別支援学校6年生。

発語なし・自閉症・最重度知的障害があります。

 

言葉はないけれど、主張は強め。

今日もいろいろ起きています。

 

特別支援学校6年の息子。

 

発語はありません。

 

言葉の理解も、いわゆる「ことばとして理解している」

という感じではありません。

 

たとえば、

「りんごはどっち?」

 

と、2択の絵カードを見せても、
それを理解して選ぶことは難しいです。

 

でも、11年間いろいろ一緒に過ごしてきて思うのは、
息子は息子なりに、状況でかなり理解しているということ。

 

その場の流れ。
 

いつもの順番。
 

場所。
 

人の動き。
 

絵カード。
 

スケジュール表。

 

そういうものを組み合わせて、
今がどういう状況なのかを把握しているように見えます。

 

伝えたいことがあるときは、絵カードで伝えてきます。

 

自分のスケジュールも、絵カードのスケジュール表で、
だいたい3週間先くらいまで把握しています。

 

母は、常にいるものだと思っているらしい。

 

 

問題は、父です。

父のスケジュールは、なかなか把握しにくい。

 

一度、父の予定も息子と同じように、
スケジュール表にしてみたことがあります。

でも、なかなか難しい。

 

父は帰宅時間が毎日同じではありません。

夜9時だったり、10時だったり。

出張で帰ってこない日もあります。

 

そして、私も途中であきらめました。

もう一度やればいいのですが。

 

そんな中、健気な息子は、
 

毎晩ダイニングテーブルに、

父のランチョンマットとお箸を

セットします。

 

 

「バッバッ」

と言いながら。

 

たぶん、
「ダッダ」からの「バッバ」なのか。

 

もしかしたら、
「パパ」と言っているつもりなのか。

 

それとも、まったく違う意味なのか。

 

母には、はっきりとはわかりません。

でも、たぶん父のこと。

 

遅くても、帰ってくる日はまだいいのです。

 

問題は、

「今日は出張で帰ってこないよ」

が、なかなか伝わらないこと。

 

父に会いたいのかもしれない。

父が帰ってくると思っているのかもしれない。

 

おそらく本人なりに、
「今日は帰ってこないのか」
と、どこかで少しずつ理解していくのだと思います。

 

ただ、もうひとつ大きな問題があります。

こっちの問題が大きいです。

 

 

父のダイニングテーブルの席。

 

 

その席は、リビングも家の中も見渡しやすい場所です。

 

なので夕食後、私はよくそこにパソコンを広げています。

 

この席にいると、息子が何かしようとしたときに、すぐ気づけます。

 

勝手にお風呂に入って、
私のサロンのちょっとお高いシャンプーで、
お風呂を泡だらけにされるのを防がないといけません。

 

 

お風呂の窓を豪快に開けたまま、
11歳の息子がお風呂に入るのも避けたい。

 

 

ふと、

「外に行こうかな」

みたいな感じで玄関を開けて出ていくのも、
できれば早めに止めたい。

 

 

つまり、その席は母にとって、
家の安全を見張るための司令塔なのです。

 

 

でも息子にとっては、父の席。

 

もうすぐ父が帰ってくるはずの席。

 

そこに母が座っているのが、どうも気に入らないらしい。

 

 

私がパソコンを広げていると、


息子がやってきます。

 

そして、パソコンを丁寧にしまってくれます。

 

いや、しまってくれなくていい。

 

まだやっている。

母、まだいろいろやりたい。

 

 

でも、息子の中では、

「そこは父の席です」

なのだと思います。

 

 

 

今日は帰ってこないよ。

そう伝えても、言葉だけでは難しい。

 

でも、無理やり理解させなくても、
帰ってこない時間が続くことで、
息子なりに少しずつわかっていくのかもしれません。

 

 

昨日は、夜中に父のベッドへ行きました。

 

相棒のぬいぐるみたちを持ち込んで、
父のベッドで寝始めました。

 

 

夜中に父が帰ってくるかも、と思ったのか。

 

帰ってきたときに気づきたかったのか。

 

それとも、ただ父の場所で寝たかったのか。

 

母にはわかりません。

でも、大人しく寝てくれるなら、それでいい。

 

 

それにしても。

そんなに父が好きなのか。

 

 

 

 

毎晩ランチョンマットとお箸を用意して、
父の席を守って、
帰ってこない夜は父のベッドで眠る。

 

 

発語はないけれど、
言葉で「パパ好き」と言うわけではないけれど。

 

 

息子の行動は、なかなかまっすぐです。

 

 

そして母のパソコンは、今日も静かに片づけられます。

 

 

 

 

 

 

 そんな父親が、母親がいない日に代わりに学校の準備、ショートステイの準備に役立つノートがこちら。notion です。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。