朝の虫 | キラキラ☆クジラ

朝の虫

久しぶりの朝帰り。
太陽の方を見ると、まぶたがヒリヒリする感じ。
下を向いて歩いてると、何匹もの蟻がご馳走を運んでいる。こんな朝早くから働き者です。

私はチンタラ歩く。
帰り道。
いつもの倍の時間をかけて歩く。
駅に向かう人たち。私は逆方向。

青い車が通りすぎ、追い抜くたびにあの人が浮かぶ。
私は誰かの一番だけど、あの人の一番ではない。
私は一番じゃないけど、本当は苦しい程にあの人が一番…。
私は間違っている。私は正しくない。わかってる。
あの人もわかっているのに、何故繰り返してしまう?

正しくない私たち。なんでこうなるんだろう…。

白い線の上を歩くダンゴムシ。
朝が活発に動き出す少し前。
消えないあの人を思いながら帰路に着く。

あの人にも私にも離ればなれの中にも平等に新しい1日が始まる。