皆さま

ご訪問ありがとうございます。

 

 

さて

 

 

今回は今までにない

新感覚恋愛ドラマに

出会ったので

語ってみたいと思います!

 

 

 

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一緒に考えていきましょう。



カウンセラー佳村周音(ちかね)
はじめましての方~ 

プロフィールはこちら
 

 

22年製作

ネットフリックス独占配信

韓国ドラマ「愛と、利と」

 

 

 

この作品

酷評と途中挫折者続出

だったそうですが

 

わたくし

そういった作品の方が好きかも。

 

 

 

このドラマ

主人公の男女2人の

素直さの欠如と

言葉足らずによる

行き違いラブストーリー

 

 

誤解が誤解を呼び

ことごとくすれ違う・・・

 

 

上手くいきそうになれば

離れる逃げるの繰り返し

 

見ている側をイラつかせ 

 

そして延々最終話まで

行き違いが繰り返される。

 

 

そんなドラマ

 

 

なぜ途中リタイアしなかったか・・・

 

 

 

 

主人公2人の会話は

質問に対し

的を得た回答になってなく

 

 

が、しかし

 

 

その回答が後に

 

 

あ~

こういう意味で言ってたのね~

と繋がる。

 

 

そう、思考型恋愛ドラマなのだ!

 

主人公の表情

 

周りの登場人物のセリフ

 

背景

 

そこを読み取るという

高度なテクニックを要す

考察型。

 

とてもじゃないけど、

ながら見や倍速なんかで

見るなんてできません!

 

 

 

 

 まず

 

主演のサンス役 

ユ・ヨンソク氏の

 

好きな女性に

冷たく言い放たれた後

 

今にも泣きそうな目で

ずぶ濡れになった子犬のような

表情がたまりません!

 

 

身長180を優に超え

ガッシリした体形の

超イケメンが

 

時に小さく見え

途方に暮れるあの表情

見ていられないのですが

 

 

「ドクターキムサブ」

カンドンジュ医師のような

イケてる役だけでなく

 

女性一人に振り回され翻弄する

情けない役も見事に演じてくれた

ヨンソクさんに拍手を送りたい!

 

(お借り致しました)

 

 

 

 

 

 

作品の中に、特に前半

 

学歴重視

育った家庭環境

裕福な家庭かどうか

正社員か非正規社員か

 

 

この部分にスポットがあたる。

 

 

 

 

 

 

主人公・サンスは

中学生の時

 

父親が亡くなった後

落ちぶれた生活をするのを

避けたいがために猛勉強をし

一流大学に進学し銀行員となる。

 

 

一方

スヨンは家が貧しく

高卒でアルバイトをしながら

のちに銀行の契約社員の

試験を受け合格

サンスより先に銀行員となる

 

上 サンス
下 スヨン

 

 

サンスが入行して

スヨンが教育係として

銀行業務を親切丁寧に教え

 

 

 

以来、サンスはずっと

スヨンに好意を持っていた

 

そしてある時

ついにサンスはデートに誘い

OKをもらう

 

その時スヨンの家族のこと

学歴などの素性を初めて知る。

 

 

デートの帰り

次回のデートに誘ったサンス

 

するとスヨンから

 

 

「曖昧な関係は嫌なの」と

 

 

このフレーズ

 

「私もあなたのことが好きよ!

だからきちんと

交際しましょうよ。」

 

と言っているようなもの!

 

 

さぞサンス

心が爆発したんじゃないかと!

 

 

そしてデートの日

髪を巻いて一足先に待ち合わせ場所に訪れたスヨン

 

 

一方サンスは

銀行の残高が合わず慌てまくる

 

何とか残高が合い

すぐに時間に遅れることを

知らせようとすると

 

慌ててスマホを落とし

壊れてしまい

伝えることもできず

一目散に走って待ち合わせ場所に。

 

 

待ち合わせ場所は2F

大きな窓の下からサンスが

走って来ている姿を見て微笑む。

 

 

鏡を取り出し前髪をチェック、

(サンスのことが大好きなのよね)

 

長時間待たされているのに嬉しいわけよ。

 

 

 

しかし次の瞬間

彼女の顔が強張る

 

 

走って来ているサンスは一瞬

立ち止まる

 

 

 

そして

 

スヨンの元に行くことに

躊躇した。

 

 

 

スヨンは

自らの生い立ちに

引け目を感じていて

 

「自分は高卒で家も貧しい。

地位もなにもない。

こんな私だから・・・」と

 

サンスの一瞬のためらいを

そう感じ取らせてしまった。

 

 

この些細な行動で

大きく物語が動いていく。

 

 

 

 

サンスは他支店から

異動してきた

大学の後輩ミギョンから

すぐに好意を抱かれ

 

 

なにかと積極的に

アプローチされる。

 

 

実は彼女

超がいくつもつくお嬢様で

 

ユニクロの服を買う感覚で

高価なモノを

即購入するような

とんでもない環境で育った女性。

 

 

家柄のよいミギョンと

サンスのことを

お似合いと思っているスヨンは

自分の気持ちに制御をかける。

 

 

 

 

 

 ではここで

 

 

サンスがなぜ

スヨンの元へ行くことを

躊躇したのか

 

 

 

中学生の頃、

父親が、とある人の保証人になり

その挙句、借金を背負わされ

 

自殺なのか交通事故なのか

不明な死を遂げた。

 

 

それ以来

幸せの定義は

 

後悔する瞬間がないこと、だと。

 

 

父が保証人欄に

判を押すところに

居合わせたとき

何故止めなかったのか

 

 

父が亡くなった日

ポストを覗くと督促状が届き

そこで負債を抱えた

事実を知りながら

 

出かける父をなぜ

止めなかったのか

 

 

そんな後悔から

 

人生の重さに気づくと

ためらってしまう

 

 

 

なぜあの時

待ち合わせ場所に行くのに

 

一瞬

躊躇したのか

 

 

 それは

スヨンの人生を

人の人生を。という重みに対し

一瞬の迷いが出てしまった

 

しかし、すぐにスヨンと共に生きることを決断し彼女の待つ待ち合わせ場所へ走って行ったけど

すでにスヨンは居なかった。

 

 

 

 

大学の後輩ミギョンから見ても

サンスは

【心の重みを知っていて、

軽くないし慎重で何ごとも深く考える人よ。

そして心に決めたら

大切にしてくれると思う。】

 

 

そうスヨンに言う。

 

 サンスから

直接同じことを聞いていた

スヨンも充分に理解できている。

 

 

しかし

サンスといて

愛を与えることはできても

 

 

人生の豊かさを与えることは

一生できないであろう

 

そう悟ってしまったスヨンは

 

同じ境遇の人と

身の丈と合う人と

付き合った方がよい

そう思うようになる。

 

 

好意を寄せてくれる

警察官を目指す

年下の銀行の

守衛ジョンヒョンと

付き合うようになる

 

この2人を見ていると

スヨンが高校の時に

亡くした弟を想う姉のような

そんな気持ちも含まれて

いるような気がする。

 

 

結局は別れたけれど

スヨンは彼に今できることのすべてを与えたように思える。

 

 

 

 

 

 一方のサンスは

スヨンの気持ちは

ジョンヒョンに行ってしまい、

何を言っても

気持ちを理解してもらえない

 

考え抜いた挙句

ミギョンの告白を受け入れ付き合うようになる。

 

 

そうして

韓ドラ恒例の四角関係へと発展

 

 

スヨンがもう1点、

サンスを避ける要因は

 

ミギョンのサンスに対する

一途な想いがスヨンの気持ちを

抑え込んでいるように感じてならないのよね

 

サンスに飛び込んでいくことは

容易なこと。

 

飛び込んだ先にミギョンを傷つけてしまう

 

 

元々スヨンは心優しい女性。

それは彼女の父親も言っているし

サンスも「僕もわかっています」と。

 

つまり

ミギョンに愛されているサンスは自分と付き合うよりも

銀行での地位も財もすべて手に入れることができる。

 

ミギョンは愛も財も簡単に与えられるということ。

 

 

自分の気持ちを抑えさえすればすべて丸く収まると思っているのだと思う。

 

 でも

 

 

サンスは地位も財も

欲しいわけではない。

 

 

結局はスヨンと共に

生きていきたい

 

ただそれだけなのにね。

 

 

 

 

 

では、なぜそんなにサンスは

逃げるスヨンを

ストーカーのように

追い、そして追跡するもか

 

 

なぜ

そこまでして好きでいられるのか 

が疑問

 

 

 

それは

辛い仕事も断らず

辛い時こそ平然としている。

応援したくなる

そして自分と似ている、と。

 

 

彼女の一通りの

仕事ぶりを見て

人柄がすでにわかっているのよね。

 

 

 

 

 

 

恋愛は

 

 

大好きになればなるほど

自分が素直になれなかったり

 

 

気持ちをその都度

伝えられなかったり

 

 

また

そんなに好きなら

これくらしてくれるわよね!

 

という期待や価値観のズレ

 

すべてのすれ違いから起こる

負のスパイラル状態に陥ることがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

今までいつも

学歴がないゆえに

底辺に見られていたスヨン

 

どんなに努力しても

職場で出世できなく

 

どうあがいても自分の立場は

変わらない

 

サンスとの関係も

この自分の境遇が邪魔をして

素直になれず 余計な意地を張る。

 

 

 

サンスといても

不甲斐ない自分が嫌で

 

ならば

 

自分の力で地位と財を

手に入れるために。

 

最後の逃げは自分を変えるための逃げだと思う。

 

 

 

 

サンスの前から姿を消して

4年の歳月が過ぎ

 

スヨンは

アトリエカフェの

オーナーになっていた。

 

保証金が値上がるからと

銀行から融資を受けることに。

 

その銀行から

「VIP専用のカレンダーをどうぞ」と手渡されていた

 

そう

スヨンは銀行からVIP扱いされるほどの地位を築いていたわけよね

 

ここで

サンスの気持ちを受け入れられない厚い壁を自力で壊した

 

 

最終話では

 

警察官の姿で交通整備をしていた元彼を目撃。夢を叶えたことに安堵する。

 

スヨンと目が合い微笑んで過ぎ去る後ろ姿に敬礼をする元彼。

 

以前、「警察官になって一番最初に敬礼をするのはスヨンさんにする」と約束していた

 

 

そのシーンはグッときたなー

 

そしてミギョンも

「あなたのことが憎いけどたまに思い出すわ

新しい彼も出来たのよ、

まだサンス先輩のことを

思い続けていると思ってた?」

 

2人ともそれぞれの

未来へ向かって進んでいる

 

そんな中

サンスは偶然スヨンの

アトリエカフェとは知らずに

何かに導かれたように入っていく

 

中に飾られた絵画は

サンスとの思い出の場所ばかり。

 

もう、この離れ離れの間、スヨンはサンスのことしか

考えていない!

 

 

 そして

 

ついに「利」の部分 

4年かけてお互いに

利益を与えられる存在になった

 

4年前に愛を 

そしてやっと今、利を

 

 

ラストは韓ドラの王道

サンスが融資係として

スヨンの前に現れ再会する

 

 

お互いが共通した言葉は

 

もっと素直になっていたら。と

 

過去の様々な場面で、 

 

こうしていたら 

 

こう言っていたらと

 

回想する

 

そして未来の話までしている

 

結婚して、子供がいて、保育園にどっちが連れていくかで喧嘩して

 

しかしサンスは、

それがすべて愛だ、と。

 

 

 

 

最後は、

結ばれるのか、

このまま決別するのか

 

はっきりしないままで

終わっている

 

そこに

もやもやする人続出でしょうが

私は、むしろもやもやで

終了が正解だと思う

 

いきなり手を繋いだら、

今までの煮え切らない

二人らしくない

 

いや、

 

逆にサクッと手を握り合ったら、

今まで何だったんだ!

時間を返せ!

と言いたくなる

 

 

終わり方は

二人らしくて実にいいと思う。

 

 

 

 

当然ながら

2人は結ばれたでしょう。

 

2人とも

本気で愛した者同士だからね

 

与えられてばかりではなく

与えることも考えるスヨン

 

モヤッとする個所や

伏線回収できない、

どう解釈すればいいのよ!

 

と思う所はあるけれど、

だから挫折者続出なんだろうけど

 

 

あれだけのルックス、

誠実さ、真面目さ

そして経歴を

兼ね備えているサンスが

 

一途に惚れ込む女性だから、

よほど愛だけでホイホイと

付いていくような

平凡な女性ではなく

 

むしろストーリーとしては

拗らせタイプと見せかけて

 

実は

根性、優しさを兼ね備えた女性なのだと痛感したなー

 

 

とにかく深い作品でした。

 

次回のブログは

このドラマから垣間見える

恋愛、結婚、離婚

さまざまな角度から語っていきたいと思っています~

 

では~