29日は土居豊さんの『いま、村上春樹を読むこと』刊行記念講演会に参加しました。
前回書きました が、私は村上春樹をまったく読んだことがなかったので
慌ててFacebookでどれを読んだらいいかきいてみたり
土居先生の本に載っていた作品から選んでみたり
2冊ほど読んでから行きました。
会場は北浜にある「生駒ビルヂング」。
昭和初期の建築で、登録有形文化財になっているそうです。
土居先生の新刊出版記念をお祝いしたい気持ちもあり
私の無類の近代遺産好きも重なって
お願いをして、参加させていただきました。
村上春樹を読んだことがないと正直にお話したところ
快く「大丈夫ですよ」と言っていただきました。本当に恐縮です。
建物の外観。1階はイタリアンバルになっており、そこから中へ入ります。
講演会の内容は、作者である土居豊さんが
ご自身の本の内容を解説してくださって
その後、質問や村上春樹作品について、参加者で話しをするという感じでした。
私は付け焼刃で2冊読んでいったことと
土居先生の本の内容のおかげで、なんとかお話についていくことができました。ふー、やれやれ。
こういった集会は初めてで、知的好奇心のくすぐられる、とても有意義な時間になりました。
大人になると、なかなか先生の話をきく、であるとか
本を読んで読書感想文を書く、であるとか
そういったことをしなくなるものです。とっても新鮮。
「いま、村上春樹を読むこと」
他のいわゆる「村上春樹解説本」は読んだことがないのですが
おそらく、その手の本の中では斬新な切り口だと思われます。
・村上春樹がなかなかノーベル賞を取れないのはなぜか
・最近の作品の解説
この辺は、あるかもしれません。
・村上春樹が国内での人気と同じだけ叩かれているのはなぜか
この辺もまだ、あるかもしれません。
・村上春樹をAmazonレビューで批判している人
(実際にはナナメ読みをして間違った批判をしている人)を一刀両断する
これが特筆すべき、この本の特長であり
土居豊さんの村上春樹作品への思い入れを強く感じるところです。
私は村上作品をよく知らない人ですが
こういう間違った批判をして人気を得ようとする人は違う世界でもよくいらっしゃるので
大変興味深く、おもしろく読ませていただきましたし
他の村上春樹をよく知らない方でも、この本はおもしろく読めるとおもいます。
この本のことが毎日新聞に掲載されたそうです!すごいっ!
ところでこの会場は生駒ビルヂングの地下1階にあり
冒頭でも書いたように、イタリアンバルにいったん入った後
奥にひっそりとある小さな階段をヒタヒタと下りていったところにある空間です。
そこにはアンティークな家具や時計などが置かれ
本棚には本が並べられている。
そんな素敵な空間で、次回からは「地下室の会」と銘打って
村上春樹の読書会が開催されるとのことです。
11/17(月)18:30~
私も参加しようと思っています。
このテーブルは、生駒時計店の古い看板に脚を付けて
わざわざこしらえた物だそうです。素晴らしい・・・!
こちらの部屋を、私設図書館としてオープンさせる計画だそうです。
昼間も夜も開いていて、この素敵な地下室で
上のバルで買ったコーヒーを飲みながらゆっくり読書ができる。
すばらしいですよね・・・
※音楽が鳴りますのでクリックの際はご注意ください
どこを取っても素晴らしい。
2階以上にはテナントさんが入っています。
単なる文化遺産というのではなく、現役で使われているというのが
なんとも値打ちがあるではありませんか。
昭和初期の建築物って、大好きです。









