土居豊先生の「いま、村上春樹を読むこと」を読んで | Tiny Spoon タイニースプーンの秘密基地

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ひょんなことからtwitterで知り合った土居先生。

村上春樹に関する本を多数出版されているのです。


先日発売された新刊

「いま、村上春樹を読むこと」


初めて先生の本を読みました(遅くなってすみません)。



先生の村上春樹作品への愛が全編に感じられる内容です。





私は今まで、村上春樹とは無縁でした。



なにせ司馬遼太郎を人生の師と仰ぐ武闘派なものですから・・・



嫌いとか、そういうのではなくて


日常を描いたり、恋愛だったり

そういう小説は、あんまり読まないのです。


接点が無かった、といいましょうか。





村上春樹に触れる前に、土居先生の本を読んでいて本当によかった。




悪い先入観なく、しかも好きにならずにいられないのですもの。



Facebookで皆さんに勧めていただいた中から「カンガルー日和」

先生の本の中で取り上げられていた「ハナレイ・ベイ(東京奇譚集)」



これを読んでみました。




最初に短編集を読んだのもよかった。



本を読みなれてないのもあり

いきなり長編だと、飽きてやめてしまったかもしれません。




オシャレな文章、爽やかな情景。


音楽で言うと、私の好きな西海岸系のAOR。



頻繁に現れるジャズや音楽についての記述。

音楽をやる人間なら、思わずニッコリ。


「ハナレイ・ベイ」は、息子の死に対する感情が思わず溢れてしまったところなど

電車内で読んでいて、涙が出てしまいました(年をとって涙もろくなっている)。






でも、爽やかな気分で寝床に付いた翌朝見た夢は

全体が灰色がかっていて

とても暗い・・・不安な夢でした。


どんな夢かは具体的に思い出せないけれど

周りで起こる出来事を、不安な気持ちで見ている私がいました。





なぜこんな気持ちにさせられるのか。



村上春樹の文章の奥深くにはきっと、表面上のそれとは裏腹な

心の奥深くにあるものに問いかけてくる何かがあるのかもしれない。




私の心の奥は・・・・闇?(笑)



でも、誰でもきっと、そういう部分を持っている。



世界中の人が、そこにおもしろさを見出しているのかもしれない。





ゴチャゴチャと書きましたが



私、村上春樹好きになりそう、ということです。



武闘派ですが・・・



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私は音楽でもなんでも、売れ筋路線が好きなんです。


ポップでキャッチーなもの。



マニアックなものも、もちろん好きだけど


多くの人にわかりやすい、共感を得られるような


そういうものを作り出せる人というのは、才能が必要で

実は意外にとても難しい。



音楽でも、売れ筋路線の人や人気のある人は

なにかと陰口や批判をされるものです。



でも私は正直に


キャッチー大好きですけど、なにか?


と声を大にして言いたい。



でも、これなかなか言えないんですよね。



だって、陰口や批判をする人というのはパワーを持っていて

人の意見に勝ってしまうんです。


本当は、いいと思っている人のほうが多勢なのに。



だって村上春樹は、世界中でこんなにも読まれてるんだから・・・




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私の知り合いと、村上春樹の文体が似てる。

意図してではないでしょうけど。


私はその人の作品や語り口、書く文章も大好きで


だからきっと、村上春樹もいいなあ、と思えるのかも。


今度その人にあったら聞いてみよう。

嫌がるかもしれないけど。