久し振りに歩きに行きたくなって身近な所で二上山に行く事にしました。
二上山は、40数年前の高校生時代は毎日横を通って通学していまして、今でもよく目にするふた瘤が特徴的な山です。奈良からも大阪からも同じようにふた瘤が見えるので、ずっと愛着を感じていた山でしたが、一度も登った事がなくて今回初めて登る事となりました。
今日は、登山時間はあまりかからなくて、本によると約3時間程度で二上山駅から当麻寺(たいまでら)駅に到着するようですので、当麻寺門前にある「薬庵」と言う蕎麦屋さんでお昼を頂く事も目的の一つとして、ここに11時半に着くように逆算して8時過ぎに到着する電車に乗ってむかいました。
ハルカスの下の近鉄南大阪線の阿部野橋駅から河内長野行きの準急に乗って古市駅で乗り換えるはずだったのですが、古市駅で後ろ3両を切り離して、後ろ3両はここから橿原神宮前行きの各駅停車になると言う事で、乗り換える事なく二上山駅に到着です。
ハイキング日和というお天気の良さもありますが、秋の終わりという時期もハイカー達の心を揺さぶったのかも分かりません。
沢山のハイカー達が電車を降りてきました。
私はと言うと、昨日地図を探したのですが、詳細な地図が無く、手持ちの本の大雑把な地図を頼りに歩く事にして出かけました。
きっと標識があるはずだし、標識がなくても、まあ、誰かの後をついていっても良いかと思っていたのですが、沢山の人が降りた割には誰も歩き出しません。
どうしようかと思ったところで一人の男性が歩き出しました。すかさずその後を追いかけるように歩き出して、つかず離れずで後をつけるようにして歩きました。しばらく山の方にむかって登り道を歩いて行くと、大きな道路を越えたところに登山口の標識がありました。
ここには猪よけの柵があり、ここから登山開始です。
ここから山道に入りますが、熊野古道のような道がしばらく続きます。違うのは結構な数の人が歩いていると言うところです。
途中からは結構な登りとなり段差の大きな階段や急坂をいつものようにハーハー言いながら登っていきました。
山頂手前で大津皇子のお墓がありました。
ここからすぐで、雄岳の山頂に到着です。
登り始めてか約1時間です。
あまり景観はよくありませんでした。
ここから雌岳にむかいますが、雄岳と雌岳の間の下がったところの馬の背というところで小休止です。ここにはベンチやトイレ等が有り沢山の人が休憩していました。
トイレの横から登り道があり、ここから雌岳に登っていく事になります。
又登りかと少々うんざりしながら登り始めましたが、すぐに頂上となりました。
雄岳よりも雌岳の方が景観が良いと本には書いてありましたので楽しみにしていたのですが、奈良方面はよく見えたものの大阪方面はあまり良く見えませんでした。別道で少し下がったところに大阪方面向きの展望台があるようですが、今回は寄りませんでした。
奈良方面は、畝傍山、耳成山、天香具山等大和三山がよく見えました。南側には葛城山が見えました。
雌岳頂上にある日時計です。
画面右側の頂上が斜めになった山が畝傍山です。左側の小さな山が耳成山です。その間にある平たい山が天香具山です。
向こうにある山が葛城山です。
ここからは結構な急坂を下りていきます。
結構歩いた所で祐泉寺に着きました。
ここから道はアスファルトとなります。
ここから少し歩いた所で当麻寺に到着です。少し道を迷いましたが、北側の門から入っていきました。
国宝の本堂でお参りをしたところで、参拝客の多さから山の中で外していたマスクをしようとリュックを探したところマスクがない事に気付きました。
どうやらどこかで落としたようです。
マスクがないのも困りましたが、それよりも山にゴミを増やしてしまった事が最も気に掛かる事でした。
その上楽しみにしていた「薬庵」が臨時休業。
仕方ないのでそのお向かいの釜飯屋でご飯を頂こうかと思ったら、マスク着用とのこと。
ダメじゃん!
仕方ないので当麻寺駅に向かって歩き出し、途中のコンビニでマスクを買おうと思っていたら、コンビニと思っていたお店は柿の葉寿司屋で当然マスクはおいていない。
駅前の中将姫餅屋さんでお土産のお餅を買って電車に乗る事となりました。
電車では連結部にいて誰にも会わないようにして阿部野橋駅まで帰ってきました。
駅ナカコンビニでマスクを買ってから、高校時代によく食べていた立ち食いうどん屋さんで久し振りにうどんを頂いて帰ってきました。
久し振りで美味しかったです。
今日は、約9㎞で15,000歩でした。
次回は葛城山かな?