前回の沖の島遠征から2ヶ月が過ぎ、グレフカセ釣りにもう一度行きたいと思っていたが、
仕事やらプライベートで行けずに、紀州釣りシーズンインとなった。
紀州釣り初回は、ホームグランドに向かうが、チヌは釣れていないとのことだったが、
小さい波止だけに、紀州釣り師以外の釣り客がいっぱいで、入る余地がない。
それで急遽、車で10分ぐらいの紀北某波止に向かった。

 すると、堤防が多くあるだけに、釣り座は十分に確保出来る。
この漁港では、紀州釣り大人気の釣り座には入れず、いつもは沖向きの大波止に釣り座を構えるのだが、
ここでも全然釣れていないということで、紀州釣り師は全くいなくて、一度構えたかった釣り座がガラ空き!
念願の釣り座に構えることが出来てラッキー?
厳し状況だけにボーズに終わるのか?
ここ数年は和歌山県での紀州釣り釣果は、壊滅的である。
チヌの回遊ルートが変化しているようなのだ。

 早速準備を済ませて釣りを開始すると、潮は右にゆっくりと流れている。
2投目にはオキアミが取られてくる始末。真夏の紀州釣りはフグとの戦いが始まる予感。
案の定、エサは毎回取られてきて、ハリスにも傷が入ってきて、ハリスチェックは欠かせない。
そのうち、大本命のフグちゃんが釣れてきた。

 

 この後もエサだけが取られてくることも多く、釣れてもフグだらけで、常にハリスチェックしながらも、
仕掛けを回収すると、ハリが無くなってくることが多い。
ハワセ幅を多く取って、ダンゴの割れるタイミングを遅くして臨むが、フグの猛攻に遭うばかり。

  それでも粘り強く続けていると、午後2時過ぎに潮が左にゆっく‭りと流れ始めた。
これはチャンスかもしれない。
すると、寝ウキが一気に入り、あわせると、引きは小さいながらもフグとは違い、竿先をコンコンと
叩きながら姿を見せたのは、手のひらほどのチヌちゃんだった。
紀州釣りシーズン初回だけに、小さいけど嬉しい!

もしかして続くかもと思ったが、そのうち、潮が右に流れ始め、小康状態が続いた。

 午後3時30分過ぎに、再び潮が左に流れ始めたと同時に、寝ウキがモゾモゾしている。
フグの猛攻を交わすためにかなりハワしているだけに、居食っているだろうと思い、合わせると、
案の定、何か掛かっている。
チャリコだった。

エサ取りも変わったようなので、期待できる。
すると数投後に、ウキがモタモタしながら、スーッと入っていった。
上がってきたのは、小さいながらもチヌちゃんだった。

しかし、この後は続かない。

 そして、このまま、午後4時30分に納竿とした。

今回の釣果

チヌ・・・・・2枚(25cm)