ボルゾイ虐待死事件講演会をあの方が | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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以前から何度かみなさんにお伝えしたボルゾイのヴァロンくん虐待死事件を

覚えていらっしゃいますよね?

 

 

 

この事件の裁判では動物法医学(法獣医学)という 日本ではまだ聞き慣れない分野の介入により、 被告ブリーダーがどのようなことを行ったかを 導き出したことが大きく判決に影響しました。

 

人間の殺害事件などでよく聞く『検死解剖』を法医学者と呼ばれる医師が行い、

どのような状況でどう殺されたかなどを調べ証拠として裁判で取り上げられることの、動物版が動物法医学(法獣医学)です。

 

まだまだ日本には法獣医学者は少ないのですが、

ヴァロンくんの飼い主さんはどうしても真実が知りたくて法獣医学の先生を探し、解剖をお願いしました。
その結果「こういう目的でこうした結果こういう状況になった」というストーリー的な解明が行われ、

結果を証拠として裁判で提出したため裁判官はその内容を専門家の意見として信頼できると重要視したわけです。

 

一般の獣医師や警察による検死ではストーリー的な解明がなされないので、

獣医療の素人である裁判官にはどうしても被告に責任があると断定しにくいのですが、

専門家の意見にはそれほどまでに影響力があるのです。

 

さて、この事件はヴァロンくんの飼い主さん側の民事的な勝訴で終わったわけですが、

なんとこの度、著名な西山ゆう子先生と弁護士の髙城昌紀先生が講演にてこの事件について詳しくお話しくださることになりました。

 

獣医法医学の知識のある獣医による鑑定がなぜ必要なのか?

弁護士による代弁がなぜ必要になるのか?

今後の日本における虐待事件への対応がどうあるべきなのかなどを

お話しくださるそうです。

 

 

今月、11月19日にヴァロンくんにちなんだ秋田県で行われますので、

ご希望の方はの方は以下のサイトからお申し込みください。