保護犬を虐待する保護団体 | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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愛護団体と言えば捨てられた犬猫を保健所から引き出して殺処分から救ったり、

多頭崩壊した家やブリーダーから保護したりして必要に応じて医療を受けさせ、

信頼できる里親さんを探して託す尊い活動を無償で行っている人たちばかりだと思っていますよね?

 

ところがそうとばかりも言えなさそうです。

 

保護犬たちを『咬み犬』と称して棒で殴る、蹴る、踏みつけるなどの虐待を行い、

それをしつけと言い張る愛護団体もあります。

 


 

「こんなのはしつけじゃない。虐待だ!」と言われると、下のような動画を見せてきて、

「そう言われるならうちにいる噛む犬を貴方が叩かずに矯正してみて頂きたい」

などと言い返します。

 

このいいぐさは以前NHKで咬み犬矯正の訓練士を特集したときにも、本人やその訓練士を賛美する人たちから聞きましたが、自分達が無知なだけで犬が咬んで抗議する行動は飼い主が自分本位な接し方をやめて「この人は自分に嫌なことをしないんだ」と信じてもらえれば自然となくなっていきます。

 

にもかかわらず、この手の人たちは「犬は人間に何をされても従順でなければいけない」という偏見に凝り固まっているので話が噛み合わないのです😮‍💨

 

 

この黒柴は明らかに前足を握られることを嫌がっていますね。

 

そもそも犬は繊細な前足をつかまれることを嫌います。

 

それにも増して信用できない相手に前足を握られるなんて恐ろしいことをやらせるわけがありません。

 

当然警戒して「掴んだら咬むよ!」と唸っているにもかかわらずギュッと握るから放させるために咬むのです。

 

瞬時の行動に見えるかもしれませんが犬にとってはそれだけの意味合いが含まれているのです。

 

このようなことは多少なりとも保護犬と関わっている者なら決してしませんし、ストレスシグナルも理解できずに素手で犬が危機感を感じることを無理やりやって咬まれて怒っているのは愚かとしか言いようがありません。

 

こんな素人で勉強もしていない連中が保護活動をしていること自体が間違っていますし、犬の行動変容を学術的に行うことなど不可能でしょうね。

 

 

さてこの団体にいるほとんどの犬が野犬ならまだしも、どう考えてもここに来る犬たちが全て凶暴な攻撃行動をとる犬とは考えられません。

 

実は上の虐待動画はこの愛護団体にスタッフとして潜入した方が撮影し刑事告訴のための証拠として警察に提出したものの一部なのです。

 

報告によれば咬まない犬でも吠えたり甘えてはしゃいだりする犬たちは問題行動と決めつけて、棒で殴ったり蹴ったりという虐待を行うといいます。

 

また、蹴ったことで足の骨が折れた犬を動物病院に連れて行って治療費が高いからとそのまま帰ってきたという報告もあります。

 

この白い犬はこの愛護団体に来て以来『咬み犬だから』『吠えるから』という理由でキツキツのケージに入れられ、誰も通らない倉庫の隅に置かれうるさいからと毛布をかけられ暗闇での孤独な生活をずっと強いられていたようです。

 

実際に助け出して他の犬たちと一緒に過ごさせてみると、非常に穏やかに仲良くしますし人間にも甘える人懐っこい子でした。

 

 

散々苦しい日々を過ごしてきて...

せっかく殺処分を免れ保護されたと思ったら殴る蹴るの生き地獄

 

もう全ての感情がなくなってしまっても不思議じゃありません...

 

 

そして支援金のほとんどは代表や従業員の利益とされ、犬たちのために使われることはほとんどないそうです。

 

 

この愛護団体レスキュードアニマルネットワークの代表河合弘氏は動物虐待及び動物愛護管理法の違反容疑で刑事告発され2022年3月9日に書類送検されました。

 

ですがその後2022年10月27日横浜地方検察庁より不起訴処分が下されました

 

いつも私が言っているように虐待行為は『しつけ』『訓練』『トレーニング』のために行なったと言えばそれによって、動物愛護管理法第44条の

 

1 愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、五年以下の懲役又は五百万円以下の罰金に処する。

2 愛護動物に対し、みだりに、その身体に外傷が生ずるおそれのある暴行を加え、又はそのおそれのある行為をさせること、みだりに、給餌若しくは給水をやめ、酷使し、その健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束し、又は飼養密度が著しく適正を欠いた状態で愛護動物を飼養し若しくは保管することにより衰弱させること、自己の飼養し、又は保管する愛護動物であつて疾病にかかり、又は負傷したものの適切な保護を行わないこと、排せつ物の堆積した施設又は他の愛護動物の死体が放置された施設であつて自己の管理するものにおいて飼養し、又は保管することその他の虐待を行つた者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。

3 愛護動物を遺棄した者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。

 

『みだりに』に抵触しないという判断がなされる可能性が高いからです。

 

法律用語の『みだりに』とは『不必要に』という意味になります。

 

『しつけ』『訓練』『トレーニング』のためだと言えば『必要だった』という正当性を認めざるを得ないからです😞

 

 

さて、今回の内部告発(潜入捜査?)でレスキュードアニマルネットワークの実態が明るみに出ましたが、

警察の捜査中は告発した安藤志穂美さんたちの元で預かっていた保護犬たちも(行政はどこも保護犬たちの保管を拒否したそうです)、所有権の関係からレスキュードアニマルネットワークに返還しなくてはなりません。

 

また、不起訴になったので大手を振って活動を再開しているようです。

 

 

 

今、私たちにできることはこの団体と代表の河合弘氏の残酷な行いを多くの人に知らせ、支援金を断ち、世論的に継続を認めないことだけです...😞

 

莫大な時間と費用をかけて証拠を集め勇気を持って刑事告発をしてくださった安藤志穂美さんを含む3名の方々には心から感謝と敬意をお伝えいたします🙏

 

こういう方々にこそ支援はふさわしいと思います...

 

注意)神奈川県内(江ノ島・茅ヶ崎・海老名・辻堂・藤沢・南大沢マルシェなど)で、

保護犬を連れタイガーマスクのTシャツを着て募金活動をしているのは、

名は伏せていますがレスキュードアニマルネットワークのスタッフです。

募金はしないでください!

 

 

安藤志穂美さんのインスタグラム

 

 

神奈川県藤沢市のレスキュードアニマルネットワークのホームページ

 

 

 

2022年11月9日にレスキュードアニマルネットワーク代表の男は逮捕され2023年3月23日に起訴されています。