ほんの10年前までこんなことが | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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まずはこの動画をご覧ください。

実際に放送された番組です...

 

 

10年前くらいに放送された番組ですが、

実はこの不要ペット回収車、2009年くらいまでは全国の自治体で使われていたそうです。

 

なんでこんな車を準備し無責任な飼い主たちの元に出向いてまで、

不要になった(ひどい言い方ですね)動物たちを回収していたかといえば、

そういう倫理観のない飼い主たちが山に捨てたり、遠くまで車で連れて行って置き去りにしたりするので野犬が増えて大変だったからです。

 

その後2013年に施行された『改正動物愛護管理法』によって、

動物の飼い主は終生飼養の責任があると定められたため、

自治体(保健所)が無条件で動物を受け取らなくてよくなり、

この回収車も撤廃されていったのですが...

 

実際は兵庫県、大分県、静岡県などいくつかの県は2015年くらいまでこの恐ろしい車がはしっていたのです。

 

番組の中で撮影されている人たちの話を聞く限りまるで罪悪感を感じていませんね。

 

ほんの数年前までこんな感じで多くの日本人が安易に犬や猫を(殺されるのが分かっていながら)保健所に渡していたというのは恐ろしいことです。

 

「ママ〜、今日は犬猫回収日だよ〜!タロウ出すんでしょ?」なんて会話が普通になされていたんです...😞

 

私たちはこういうおぞましい歴史を忘れずに子供たちに語り継いでいかなければいけないと思います。

 

日本動物愛護協会が支援するACジャパンのCMで、

「優しそうに聞こえても、これは犯罪者のセリフです。どんな理由があろうと、どんなに心を痛めようと、動物を捨てること、虐待することは犯罪です」

と伝えてくれるようになってやっと犬猫を捨てることが犯罪だと、

そういう行為をしたあなたは犯罪者なんだと人々に伝わるようになりましたが...

 

それがあたりまえなんだ!政治が変わっても以前のようになってはいけないんだ!

という倫理観が日本人の心にも根付いてほしいものです...

 

 

 

 

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