犬を見て美味しそうと感じる人たち | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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以前テレビを見ていたらフィリピンで大量にウミガメが不法捕獲されているという報道をやっていました。


中国で高級食材として一匹3〜4万円で買い取られるため、月収数百円の現地の漁師たちには逮捕の危険があっても止めないらしいです…

 

同じようにサメもフカヒレが高価買取されるために、背びれなどを切り取られた状態で海に放り出されるというのは映画でもご覧になったのではないでしょうか?

 

もちろんヒレがなくなったサメは泳げなくなって苦しみの果てに死ぬしかありません...

 

 

毎年6月には中国のユーリンで1万匹以上の犬が犬肉祭りのために、

生きたまま焼かれたり茹でられたりされるのも有名ですね。

 

飼い犬まで盗まれて食べられてしまうケースが多発しているそうです...

 

中国ではこの時期だけでなく、一年を通じて犬1000万頭、猫400万頭が屠殺され食べられていると言われています。
 

 

 

以前、私がよく通っている保護犬カフェの店主の方が、

「ある中国人のお客さんが来た時に、他のお客さんの連れてきた柴犬(赤柴)を見てしきりに『美味しそう!』と言っていて、その様子にまるで屈託が感じられなかったので腹が立つというより笑ってしまった」とおっしゃっていました。

 

多分、食文化として様々な動物を生きたまま食材として売買し、料理して食べてしまう地域の人には、『可愛い』と感じるより『美味しそう』という印象がごく自然で当たり前なのかもしれません...

 

 

広東(かんとん)料理では『野味』と言われる、一般的には食用とされない野生動物(センザンコウ・ヤマアラシなど)が食材として売買されています。

 

 

その中にはワシントン条約で輸出入が禁じられている動物もいるそうです。

 

もちろん中国政府も希少動物を食べたり売買した場合最高で10年の禁錮を課する法律を作りましたがそれでもなくならないそうです。

 

→ https://www.afpbb.com/articles/-/3022492

 

 

 

多くの外国の人々が野生動物や犬猫を『守るべき命』と感じているのに対し、

動物は『料理や漢方薬の材料』と感じている国民性や文化の違いを急激に変えようとすることそのものに無理があるのかもしれません...😞

 

ジョジョの奇妙な冒険という漫画の中で吸血鬼のディオに主人公のジョジョが、

「きさま────いったい何人の生命をその傷のために吸い取った!?」 

 

と尋ねたらディオはこう言いました。

 

「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」

つまり食べ物にいちいち感情移入しないだろうということです...😞

 

だから、子犬をクレーンゲームの中に入れて景品にしたり、適当に梱包して宅配便で送るなどということもさほど騒ぐことでもないと感じるのかもしれません...

 

               

https://metro.co.uk/video/live-puppies-used-prizes-claw-machine-1924894/?ito=vjs-link

 

 

https://www.fnn.jp/posts/00047164HDK/201907092011_goody_HDK

 

こういう食文化に基づく感性のずれというものは、

時代とともにその世代の倫理観の高度化に伴って、

変わっていくのを待つしかないのでしょうか?


世界中の世論が残酷であると非難し毛皮を着る人たちが激減したように、

ウミガメを食べる人もを食べる人も、もちろん日本でイルカクジラを食べる人も、

これからは減っていくのでしょうか…?

 

 

 

 

今私が使っている電動爪やすりです。

とてもよく削れるので短時間で手入れが終わりますよ

      ↓