車に犬をつなぎ引きずり殺した60代男 | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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4月25日に韓国 尚州市で、

車が犬の首にひもをつけて後ろにつないだまま時速60-80キロで走行している様子が目撃されました。

 

車がしばらく停車した間に詳しく確認してみると、犬は4本の脚がすべてつぶれ血まみれになっていたそうです。

 

この情報を受けた動物保護団体『動物自由連帯』は、「運転していた男が生きている犬を車につないで走り、首を縛られている犬は車のスピードに合わせて全力で走ったが、力尽きて死んでしまったものと推測される」と伝えています。

 

『動物自由連帯』は尚州警察署に告発状を提出し、警察は運転していた60代前半の男を容疑者として出頭させ捜査を行っているそうです。

 

 

 

 

確かに韓国にはいまだに犬食の習慣がありますので、人々の犬に対する感情移入の度合いが希薄で犬を虐待死させるという事件もあまりショックを受けないのかもしれません。

 

実際に食用の犬たちには日常的に残酷な屠殺(口に電極を咥えさせ20〜30秒電気ショックを与える)がなされていますので...

 

 

 

 

でも、これが日本で起きた事件だったらどうだったでしょうね?

 

本人が「しつけと運動の一環で行った」「犬を引きずっていたことには気がつかなかった」などと言えば動物愛護法(動物の愛護及び管理に関する法律)で有罪にすることは難しいと思います。

 

せいぜい道路交通法違反程度ではないでしょうか?

 

実際、警察犬訓練所でも体罰が原因で怪我をさせたり殺してしまうことがあるので、

しつけとかトレーニングという言葉が出てくると判例的に有罪にしにくい。

 

でも、法律が社会的・倫理的に明らかな犯罪者を裁けない状態が続き、

一般常識と乖離(かいり)していくと、

いずれ人々は自分たちで制裁するにはどうしたらいいか考えるようになります。

 

今はまだSNSで犯人の個人情報を漏洩・拡散する程度ですが、

自分は法で裁かれたとしても許してはおけないと考える人々が出てきても不思議ではありません。

 

犯人を虐待された犬や猫と同じ目に会わせて復讐してやろうと

実際に計画する過激派も現れるかもしれません。

 

だからこそ現実に即した法改正がなされなければいけないんです!

 

 

行政の尻拭いを民間の愛護団体が自費で行っている保護活動を、

当たり前だと思っている状況はおかしいですよ。

 

同じように動物を虐待する犯罪者も民間で制裁させるつもりなんでしょうかねぇ...😞