「自信がある」「自信がない」
というように、
多くの人は「自信」という言葉を
名詞として使いますね。
多くの人は、というか
あ、はい、すみません・・・
「自信」は名詞です。
「ある」「ない」の扱いで当たり前です。
ただ、私は「自信」という言葉を
「自分を信じる」という動詞のように
捉えて認識しています。
つまり、自分を「信じるか」「信じないか」なのです。
「自信があるか?ないか?」
と聞かれれば、「自信」という得体の知れない何かが
どこかになければいけない感じがしますが、
「自分を信じるか?信じないか?」
と聞かれれば、自分の意思さえあれば
信じることはできるような気がしてきませんか。
本来の「自信」の言葉の意味はここでは置いておきまして
私はずっと「自分を信じる」という風に意識してきました。
どうして突然こんな話をしたかと言いますと、
やっぱり「恋愛」「婚活」「パートナーシップ」において
「自分との関わり」はすごく大切だと思うからです。
「自分を好きか」とか
「自己肯定感があるか」とか
「自信を持っているか」とか
いずれも「自分との関わり」ですね。
たしか、かの有名な金八先生が
黒板に「自分自身」と書いて、
「自分」と別に「自身」を持ちなさい。
「自身」はいつも「自分」に問いかける存在だ。
と言っていた気がしますが、
まさにこれですね。
「自分との関わり」を考えるにあたって
まず大切なのは
自分を常に斜め45度上から眺めているような
「もう一人の自分(自身)」を持つことです。
客観的に今の状況、自分の心のうち、感じた気持ちを
眺める存在を持つことが「自分との関わり」の
スタートだと思います。
この存在があるかないかでまず大きく変わってくるのですが、
慣れないうちはリアルに、斜め45度上から自分を
見つめるもう一人の自分をイメージしてみるといいと思います。
そのうちに慣れてくると、自分を客観視することが
無意識でもできるようになってきますが、
しばらくは意図的にイメージするとやりやすいはずです。
それで、もう一人の自分で
自分に問いかけるのですね。
「今、どんな気持ち?」
「今、何を感じた?」
「私は何を恐れているのかな?」
「さっきからイライラしているのはなんでだろう?」
「何かが心に引っかかっているの、なんだっけ?」
3歳くらいの小さな子どもに話しかけるように
自分に聞いてみてあげてください。
すぐに答えられなくても大丈夫。
ちょっと待ってあげてほしい。
少し考えれば何か言葉が出てくるかも知れないし、
言葉は出なくてもちょっと落ち着くかも知れない。
ちゃんと「自分」を見て
「自分」のことを考えて
優しく「自分」に聞いてあげてほしいのです。
大人になると、こんな風に
自分の気持ちを丁寧に聞いてくれる人って
いなかったりします。
例えば会社とかであれば
「お前の気持ちは聞いてない、事実を言え」とか
「感情で判断するな、理屈で決めろ」とか
そういう関わり方をされることも多いと思うのです。
だから、せめて自分だけは
「自分」の気持ちに寄り添ってあげて
常に気にかけてあげて
感じたことを「そうだったんだ」と受け入れてあげたいと
すごく、すごく思うのですね。
もちろん、仕事で忙しくて
それどころではないこともあると思います。
でも、ちょっと帰り道の電車の中で、とか
夜寝る前のお布団の中で、とか
少しの時だけでもいいから、
「自分」に注目する時間が取れれば、
「自分」は「あ、私を大事にしてくれているな」って
感じるはずなんです。
ちゃんと「自分」と話ができれば
「聞いてくれてありがとう」とでも言わんばかりに
思わず涙が溢れることもあって
「あ、私は悲しかったんだな、辛かったんだね」
と気づいてあげることができたりします。
自分くらいは自分のことを
まるで3歳の子どものように気にかけてあげても
いいんじゃないかと思うんですよね。
それでね、自分のことを気にかけて
問いかけて、気持ちを意識するようになると
「自分」のことが少し分かったりして
「自分」のことを大切にできるようになったりして
「自分」のことを褒めてあげたくなったりします。
無理矢理にでも「自分を褒めてあげましょう」
なんて、困るじゃないですか。
何が素晴らしいのかも分からないまま
褒められたって「自分」も嬉しくないですよ。
ちゃんと「自分」を見て、気にかけて、
知って、分かるからこそ「これは褒めてあげたい」
ってなるんですよね。
でね、ほとんどの人はきっと
普通に「良い人」だと思うんです。
だから、ちゃんと見てあげたら「褒めたいポイント」が
あると思うんですよね。
「どうせ自分なんて」みたいに決めつけて
見ようともしないのは自分に失礼なので、
ちゃんとフラットな視線で自分のことを見て
あげてほしいなと思います。
ここまでのことをすっ飛ばして
「自分を好きになる」とかいうのは無理ですね。
知らん人にいきなり「好きだよ」とか言われても
「私の何を知っているの?」って思いますよね。
それと同じです。
まずは自分にたくさん問いかけて
自分といっぱい会話をして
自分を知ること。
私はまあやりすぎなタイプの人間なので、
一人のときはリアルに声を出して
自分と自身で会話をしています。
自身「どうした?」
自分「ん、、、なんかね。」
自身「そうだね、何だろうね?」
自分「やっぱりちょっと悲しかったんだよね、昨日」
自身「そうだよね、悲しかったよね。うんうん」
みたいな感じです。
はたから見ると危険人物ですね。
周りの人を驚かせてしまうので、
お外でやらないように気をつけてくださいね。
基本的には、いつも一番近くで
ずっと一緒に自分といるのが自分です。
恋人がいようが結婚しようが何だろうが、
自分だけは自分の人生が終わるまでずっと
一緒にいる人なんですね。
だから自分が自分のことを知って
自分が自分の味方になってあげられたら
どんなに心強いか。
「私はちゃんと頑張っているって知っているよ」とか
「頑張れないときも、そういうこともあるからいいんだよ」とか
いつも見ていたら愛着もわいて、応援したくなったり
労ってあげたくなったりしてくると思うんですよね。
「誰からも愛されない」って感じたらとても辛いことですが、
せめて自分だけでも自分を愛せたなら、
きっと私たちはもっと人生を深く味わいながら
生きていけると思うんです。
「自分を知っても、どうしても好きになれない」とか
そういう場合は多分、
認知が歪んでいる場合もあると思うので
専門家に相談してみるのもいいのではないかと私は思います。
さて、ここまできて「自分とはこういう人だ」
という感覚が持てるようになってきたら
「私ならこれができるはずだ」とか
「私ならきっと大丈夫」というように
自然と「自分」を「信じる」ことができるように
なるのでは、と思うのですね。
何も知らない人をいきなり信じることはできないでしょう。
でも、色々なことを知っていく中で「この人は信じよう」とか
もしくは
「この人なら信じてあげたい」とか
そういう気持ちになるものですよね。
自分に対しても同じです。
ちゃんと知ったら「信じる」という選択が
違和感なくできるようになると思います。
それが、私の思う「自信」です。
「自分を信じてあげたい」
「自分はきっとできるはず」
「自分を勇気づけて応援しよう」こんな感じでしょうか。
このように、一番身近で一番長く一緒にいる「自分」
との関係を築くことが
「恋愛」「婚活」「パートナーシップ」といった
他者との関係を築く土台になることと思います。
土台を後から埋め立ててくれる「良き他者」はいるかも知れませんが、
「自分」自らしっかりと築き上げた土台は
まさに、それ自体がいつか
得体の知れない「自信」へと変貌を遂げるので
自分自身の手で積み上げていきたいものだと思うこの頃です。
私に関して言えば、幼少期からなぜか
この「自身」の存在が常にあり、
自分と語り尽くしてきた人生でした。
後から様々な分野の本を読み、
この感覚が重要であることを知ったのですが、
理論的に理解できてからはより深い対話や
慈しむ姿勢が取れるようになったと思っています。
もちろんパートナーである夫さんは世界一大切な存在ですが、
そもそもに「私」がいることが私の世界の第一条件なので、
自分という存在と今後もしっかりと
お付き合いしていきたいと考えています。
また、補足となりますが
自分の気持ちが分からなくなったり
自分にも嘘をつくようになってしまったりしたら
それは心の病気である可能性もあると思います。
矛盾するようですが、その場合は
自分だけで考えずに他者の力を借りることも
「自分のため」だと思います。
今回はここまで。
また今度は夫さんとの関係の築き方についても書いていきますね。
てぃんくす