「頑張ろう」っていう言葉を私たちはこの人生で
何千回、何万回、言ってきたのだろうか。
頑張るね、とか
頑張んなきゃ、とか
真面目な人ほどいつも、頑張ることを正義として
突っ走ってきたのだ。
ところがどっこい。
頑張ったってうまくいかないことがでてきて私たちは絶望するのである。
そう、恋愛だ。
私たちは何かしら、
自分にないものを持っている相手を
好きになったりする。
もちろん似ている要素も必要だけど、
「違い」って大切で。
そうしたときに、「違う」のだからこそ
「嬉しいこと」「嫌なこと」も違うのに
そんなこと気づかないまま
「自分がされて嬉しいこと」をし、
「自分がされたら嫌なこと」をせず、
頑張り、頑張り、頑張った末にボロボロになるのだ。
こんな悲しいことはない。
勉強だって仕事だって、
大抵のことは頑張ればそれだけの結果がついてきた
というのに、恋愛においてはどうなんだ。
頑張れば頑張るほどうまくいかなくなったりする。
全然頑張ってなさそうなあの子は、
いつも恋愛がうまくいっているのに。
ってね。
なるじゃないですか。
私も自分で言うのはなんですけど、
真面目で、いつも一生懸命、何事も誠実に
頑張って生きてきたタイプなんですよね。
勉強だって仕事だってそれなりの結果が出て、
ずっと頑張ってきた。
でも、恋愛だけはそうじゃないぞってことに気づいてからは
もう本気で学びまくってきたわけです。
恋愛、婚活、パートナーシップのあれこれを。
その末に結婚をして今私は夫さんと二人暮らしなわけですが、
一緒に住むのをスタートするときに
私が心に誓ったことが一つあります。
それは、「頑張らないことを頑張る」でした。
例えば掃除。
どれくらいの汚れ具合を「汚い」と思って
「掃除したい」となるのか。
それは人それぞれ「違い」ます。
その前提が違うのだから、
「この人は汚れているのに掃除してくれない」
「私ばっかりが掃除している」
っていうすれ違いが起きるわけですよね。
で、私は自信がありました。
放っておけば私ばかりが掃除をする自信が。
もちろん初めは
「掃除している私素敵」
「綺麗になって気分いい」
って楽しめるわけですが、
でも、
やっぱり人間だから
どこかでオールギブギブ人間にはなりきれなくて
「なんでいつも私ばっかり」ってなるだろうな
って想像できていたんですよね。
だから、「私だけが頑張っている」っぽい状況に
なりそうな行動は「やらない」ことを
頑張ることにしました。
これは、簡単なようで意外と難しくて。
「やらない」ことって結構大変なんですよね。
もう体に染み付いているからさ。
何かをやることが素晴らしい、って。
それを「やらない」勇気。
今私が掃除をしなくても彼は困らない。
というよりも、
今私が掃除をして後々私が機嫌が悪くなる方が彼は困る。
・・・だから、私は掃除をしない、
っていうことを毎回自分の中で意識して
意識的に「やらない」。
これぞ、「頑張らないことを頑張る」です。
相手が本当に欲しいものが何か、
意外と分からないものです。
自分が良かれと思ってやったことが
相手にとっては喜ばしくないことって結構あります。
本当にあなたが純粋にやりたくて
やるだけでハッピーハッピーならいいんですが、
後で「なんで私ばっかり」ってなりそうな可能性が1mmでも
ある場合はやらない方が良い、
と私は判断します。
これはつまり、
「相手のために」はもちろん重要だけど
それ以前に
「自分の(ご機嫌の)ために」を優先する勇気なのだと思います。
そして、「自分のために」を優先したその先で
結果的に「私がご機嫌でいること」が何より彼が喜ぶことなのだ、
ということを
ようやく私も体感できてきたような気がします。
多くの恋愛本に書いてあります、
彼にとっては「あなたの幸せ」が一番幸せ、と。
本当かいな、嘘やろ。って思うじゃないですか。
でもこれ、どうやら本当っぽいんですよ。
だから、私たちは「自分のために」を優先することが
結局は「相手のために」になるようなので、
表面的には「自分のために」を貫き通しましょう。
心優しき乙女の皆さんは
「自分のために」なんて、そんなことできないわって
思うでしょうけど、
それが最終的に「相手のために」になるので
ここは一肌脱いでやってくださいな。
「自分のために」生きてますよって顔して
生きていきましょうよ。
その本当の本当の思いが「彼のために」だったとして
それを隠して「自分のために」生きるのがカッコいいなと
私は思っているのです。
と、まあ、かなりややこしくなってきましたが、
ここまでややこしく考えないと私の場合は
腑に落ちなくて。
ここまで辿り着いてやっと納得できたんですよね。
だって、今まで一生懸命生きてきたのに、
「恋愛はあなたがハッピーでいることが一番」とか
そんなこといきなり言われたって
受け入れられないじゃないですか。
いやちょっと待てよ、って。
でも、どうやらそれは真理っぽいので、
頑張り屋さんの私たちが納得できるように
こねくり回して考え抜いた結果がこの理論です。
「頑張らないことを頑張る」
結局私たちは、頑張ることをやめられません。
だから、意図的に「頑張らない」ことを
自分に課す必要があります。
これは何も恋愛に限った話ではありません。
自分の可愛がり方にも通じる内容です。
私は大人になるまでずっと
朝寝坊をしたことがない人生でした。
休みだろうがなんだろうが毎日朝早く起きて
ちゃんと生活していました。
寝る前にはお風呂に入り、
歯磨きをし、電気を消して、
ちゃんと、ちゃんと、していたのです。
それが素晴らしいことだって思っていた。
でも、そうじゃなかった。
「のんびり」「ダラダラ」する良さもあった。
あえて
今日は「頑張らない」って決めること、
それも大事だなって思うようになりました。
ん?でも頑張らないことを頑張ったら
結局、頑張ってるんじゃないの?と思いましたよね。
これ、だんだんサマになってくるんですよ。
最初は意図的にやっていた朝寝坊も、
そのうち体が良さを覚えて
疲れているときは自然と
「今日は寝かせて〜むにゃむにゃ」って
言えるようになるから。
あ、私、頑張らないでいられてる、
って感動する日が来るから。
恋愛もそうです。
そのうち慣れるのです。
「自分第一優先主義」がサマになる日が来るから。
だから、その日まで「頑張らないことを頑張り」ましょう!
今回はここまで。
頑張りすぎる人が少しでも報われる日が来ますように。
てぃんくす