もしの話だが
誰かに自分の全てをさらけ出すことが
できたのならば
きっと
その人を酷く傷つけることに
なるのだろう

なぜならば
その心地よさを覚えてしまったら
毎度毎度
口から零れるのは
不満ばかりになるから

もしの話だが
誰かが
僕の話しに耳を傾け
寄りかかることを許してくれるならば
きっと
僕は全体重でその人を潰してしまうのだろう


幸せと言う時間が怖い
きっと誰かを不幸にしてしまうから

いや違う
きっと
自分が不幸になるのが
一番怖いんだ

だから
もし僕が心を拓くことのできる人に
出会うことができたのなら
君も僕をいっぱい傷つけてくれないか

そして
幸せは怖くないと言うことを
教えてくれないか


誰かがうつ向いているのなら
前を見て 笑ってもらえるよう
おちゃらければいい

誰かがウキウキ笑顔なら
その幸せを少しお裾分けしてもらったように
笑顔でいればいい

誰かが止まらないくらいの涙を
流しているとき
その涙を受け止め
抱きしめ 大丈夫だよと包んであげればいい

誰かが過ちを犯したとき
その過ちを見逃すのではなく
傷つく勇気を持って
忠告すればいい

誰かが自分を理解してくれないとき
感情に任せるのではなく
冷静に自己をみつめ
それでも間違っていないと感じるならば
その主張をつき通せばいい

誰かが
自分を好いて下さったとき
誰かが
自分の存在を認めてくれたとき

いったい
どんな表情をすればいいのか
偉そうな
言葉
分かったような
言葉
オブラートに包まない
言葉

そんな言葉が
口から出ては
誰かを傷つける

何気なく吐いた言葉でも
誰かが傷つく世の中さ

自分が吐いた言葉の残酷さに気づいた時
人は自分を守るためにしらを切る

そして
自分を正当化し
他人を避難する

結局の所
自分に価値を見い出す為に
誰かを犠牲にしているのが
人間なんだ