気配を感じたけど
振り向かないんだ

そこにいると
わかっていたけど
振り向けないんだ

もし
振り向いたら
僕はまた
自分の気持ちに
嘘をつかなくてはならないから

それでも
背伸びをする一輪の
それはとてもとても
綺麗な華が
僕の音を奏でるから…

決めたのに
振り向かないって
決めたのに

僕は僕が
傷つく道を選び
陽だまりに微笑む華に
目を向けてしまうんだ

ひとときでも
僕の中に
安らぎを与えてくれる
華なんだ

決して摘むことの
赦されない
この世に一輪しかない
華なんだ

どうか
枯れないで

僕が
水を与えることは
赦されないけれど
僕は
その美しさに
水を与えてもらったから

ありがとう