かかりすぎてた麻酔のお陰で、お腹の痛みや違和感もなく手術は進んだ。

そして先生が
「頭がでまーす」
と言った。

暫くすると
「肩出しまーす」
と言った。

普通分娩みたいに、そこにはみんなの気分の高まりみたいなものはなく、たんたんと進んでいく。

「おんぎゃあああああ」


とても大きな泣き声が聞こえた。
やっと産まれたんだな。


無事に産まれてきてくれたんだラブ
麻酔でへんな感じだけど、やっぱり感動して涙が出てきた。


三人目にしてもそれは同じ。



とつきとおかお腹のなかで無事に育って、何事もなく生まれてくることは本当に奇跡なんだと改めて実感し、感謝する。



そしてバタバタと看護士さんたちが回りからいなくなり、きれいになった我が子を顔のそばにつれてきてくれた。