丸山ワクチン | 病気にならない体作り、穏やかなワンニャンライフ♥ chicoどうぶつ診療所の徒然日記。

病気にならない体作り、穏やかなワンニャンライフ♥ chicoどうぶつ診療所の徒然日記。

病気を治療するのではなく、病気にならない体を作ってあげたい。
少しでも穏やかに最期の時を迎えさせてあげたい。
動物と飼い主様に寄り添える獣医師を目指します。
著書『獣医師が考案した 長生き犬ごはん』

こんにちはニコ

 

先日、たまたまテレビをつけたところ、世界仰天ニュースでなんと『丸山ワクチン』についてやっているではないですか!!!!

あまりのナイスタイミングに、神様ありがとうラブラブと感謝笑

 

世界仰天ニュース『国が認めない丸山ワクチン』

 

丸山ワクチンのオフィシャルサイト

 

丸山ワクチンとは、1944年、皮膚結核の治療薬として誕生したものですが、後に、皮膚結核やハンセン病に罹っている方でのガンの割合が少ないということから、ガンに対するワクチンの作用を調べる研究を行った所、ガンの縮小が見られたというワクチン。

 

 

特徴として、

(1)副作用がほとんどない
(2)延命効果が見られる
(3)自覚症状の改善が図れる
(4)ガン腫の増殖が抑えられる

が挙げられます。

 

テレビでも放映されていましたが、積極的治療(抗がん剤や放射線治療など)を単独で行った場合と積極的治療に丸山ワクチンを併用した場合、丸山ワクチンを併用したほうが延命効果があったということがわかっています。

 

 

しかし、厚生労働省など国の力で、認可が降りることはなく、現在は有償治療薬として、丸山ワクチンでの治療を希望したガン患者様が実費で(保険適応外で)使用することが可能となっています。

 

 

丸山ワクチンの働きは、

(1)免疫の働きを調整する

(2)コラーゲンを増殖することで、ガン細胞の成長を抑制する

という2点です。

 

私は、最初に勤務した動物病院で勤務2年目あたりから使用するようになっていましたが、副作用がないので使いやすいですし、腫瘍縮小など効果が見られた症例も多数ありました。

腫瘍を患っている子だけでなく、猫白血病、慢性的な感染症など、免疫が安定しにくい子で使用することで、諸症状が緩和されたケースもありました。

 

効果がある子は効果がある。

効果がない子に対しては効果がないが、副作用もない。

 

抗がん剤の場合は、効果がある子でも効果がない子でも『副作用』が伴いますので、丸山ワクチンは、お体が弱ってしまっている子でも安心して使用できるものだと認識しています。

 

 

しかし、放映の最後のほうで、現役医師の意見が取り上げられていましたが、やはり西洋医学を主に扱っている先生方では、あまり積極的に用いることはないというような内容で…

 

 

少し残念ではありますが、ただ過去、丸山ワクチンが今回のような内容で報道されることがなかったため(今回は比較的有効的な捉え方をされていた内容だったので)、内心とても嬉しかったです音譜

 

人間での使用方法はわかりませんが、動物さんでの使用の場合には、丸山ワクチンを希釈して使います。

その為、他の動物病院に勤務した際にも

 

かなり薄い濃度まで希釈され、ほとんど生理食塩水のようなものなのだから効果があるわけない。

 

と一蹴されたこともありました。

代替療法の話をするときに必ず言われるのが

 

エビデンスがない。

 

確かに、代替療法に関しては、エビデンスが確立していないものも多いのですが、実際に効果が見られている子も沢山いるわけで。

 

 

代替療法ってやっぱり受け入れられにくいんだなぁと思いますが、これは使ったことがある人にしかわからない感覚。

西洋薬と違って即効性があるものではないものの、じんわりじんわり効いてくれるので、そういえば最近調子良いかも…と気付かれる飼い主様も多かったです。

 

 

端から全てを否定するのではなく、使用した先生方や実際に使用された飼い主様の意見などを受け入れた上で、使うか使わないのか、判断してくれる先生が増えてくれたら嬉しいなぁ…

と常々思います。

 

 

ちょっぴり愚痴もはいてしまいましたがあせる

今回のテレビの放映で、少しでも丸山ワクチンについて、医療従事者の理解が深まってくれたらと思いますドキドキ